iPhoneが作り出す「小さな現実歪曲空間」
ビル・ゲイツの引退と「ソフトウェア・ビジネスの興亡」と

「iPhone開発者支援プログラム」と進化圧と

 先日の「iPhone開発者支援プログラム」に関するエントリーに対しては、予想以上のたくさんのフィードバックをいただいた。やはり「もっと日本のエンジニアが活躍する場があるべき」という進化圧のようなものが高まっているのだろう。

 支援プログラムに関しては、まだまだ詰めなければならないことがたくさんあるのだが、形としては純粋なNPOでは息が続かないし(そもそも資金が集められない)、かといっていきなり人をたくさん抱え込むのもの得策ではない。やはり受け皿として小さな事業会社を用意して、そこから私が外部のスタッフを交えたいくつかの開発プロジェクトを見る、という形が良いのではと考えている。

 ちなみに、最近の私だが、UIEvolutionには週に一日ぐらいしか顔をだしておらず(CEOは去年の10月に辞任、今は単なる取締役)、他の時間はmasuidriveの増井くんと4月に設立したBig Canvas Inc.という会社でもっぱらiPhone向けのアプリを開発している。その意味では、Big Canvasがプロジェクトの受け皿の事業会社としては最適なのかもしれないが、なにぶん私がiPhone側の開発担当、増井君がサーバー側(もちろんRailsで)の開発担当、というできたてほやほやのベンチャー企業なので、あんまり欲張って手を広げすぎないように気をつけなければならない。

 AppleとのNDAがあるので、あまり具体的な話は出来ないのだが、7月のapp storeのオープンに向けては、SNSアプリケーションを開発中なので、iPhone 3Gを手に入れることができた方々はぜひともお試しいただきたい。私がこのブログでしているような「ゆるいコミュニケーション」をそのアプリを通じて数多くのiPhoneユーザーたちと結ぶことができれば良いと考えている。

 知り合いから「それって直球ど真ん中じゃん」と言われるぐらい「誰かが作るに決まっている」SNSアプリだが、まずは一つ会社の看板となるアプリを持っておきたいので、小手先のゲームなんか作るよりもまずは直球で勝負。Googleあたりが出してくるアプリとガチでかぶりそうな気もするが、Google Video対Youtubeの前例もあるし、ここは頑張るしかないぞ、と。

Comments

ジュエリービジネスプロデューサー佐藤 善久

7月11日の発売当日に手に入るかは微妙ですが、オーダーかけました。

手に入れたらぜひ SNS 参加させていただきます!

kkmd

docomoに2年間の契約の解約料を払ってでも、iPhoneへの乗換えを考えています。

中島さんの作ったアプリを触れるかと思うと楽しみです。

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