OilCanvas 中間報告:3日半で3万ダウンロード達成
2008.11.29
「日曜の夜中までに5万ダウンロードを達成」を目標に期間限定で無料リリースをしたOilCanvas、ダウンロード数も順調に伸び、3日半で3万ダウンロードを達成したところだ(正確には30,454)。あと二日で2万稼がなければならないのでぎりぎりの所だが、週末を利用して面白そうなアプリを探すiPhone/iPod touchユーザーが増えてくれれば十分に達成可能な数字だ。
「日曜の夜中までに5万ダウンロードを達成」を目標に期間限定で無料リリースをしたOilCanvas、ダウンロード数も順調に伸び、3日半で3万ダウンロードを達成したところだ(正確には30,454)。あと二日で2万稼がなければならないのでぎりぎりの所だが、週末を利用して面白そうなアプリを探すiPhone/iPod touchユーザーが増えてくれれば十分に達成可能な数字だ。
PhotoArtistをリリースした直後にも言った気がするが、この手のソフトをリリースした後の一番の楽しみは、PhotoShareに投稿されるユーザーの方々の作品を見ること。OilCanvasをリリースしてからわずか2日だが、すでに数百枚の作品が投稿されており、目を通すだけで大忙しだ。
University WashingtonでのMBAの授業も既に二年目に入った。4月に二つ目のベンチャービジネスを始めたばかりの私としては、授業で聞いたことをすぐに実践できるのでとても良い勉強になる。「MBAは何年か実務を経験してからこそ受ける価値がある」という話は良く聞くが、自分でビジネスをしながら受けるMBAの授業は格別である。
今回ためしたのは、マーケティングの教授が口をすっぱくして繰り返す "S・M・A・R・T" な目標設定。いかなるマーケティング活動をする場合においても、まずはその目標設定をしっかりすることが大切で、その際に大切なことは、
あたりまえと言えばあたりまえの話だが、この手のフレームワークを使うと、自分たちがやっていることが理にかなっているかどうかのチェックが簡単に出来て良い。
今回はBig Canvasとして4つめのアプリOilCanvasをリリースしたわけだが、PhotoShareユーザーとの約束(PhotoArtistのレビューが40個以上集まれば無料にするというもの)にもとづいて、期間限定で無料で配布することになった。
せっかく無料で配布するのであれば、PhotoShareやPhotoArtistの宣伝に最大限に活用するためにも、米国の連休を利用して今週末に出来るだけたくさんの人たちに一気にダウンロードしてもらおうというもの。そこで、上の"S・M・A・R・T" に基づいて今回のリリースの目標を定めてみた。
こうやって目標を設定した上で、それをどうやって実現するかをいろいろと考えて来たわけだが、その一つがYoutubeへのプロモーション・ビデオ(そして、このブログエントリーそのもの)。「iPhone/iPod touchを持っている人が見たらダウンロードせずにはいられない」というビデオを作ったつもりなのだがいかがだろうか?
日本のケータイに「絵文字」という独特の機能があり、これが今や「絵文字文化」と呼べるところまで進化していることは、これまれ国外ではあまり一般的に知られた話ではなかった。
しかし、今回iPhoneが絵文字を全面的ではないとは言え採用したことは、「絵文字文化の輸出」という観点からはとても重要な意味を持つかも知れないと密かに期待している私である。
その中で生まれつつある面白い誤解が、"emoji"の"emo"の部分が"emotion"の"emo"から来ているという誤解。
確かに「日本人はなぜ絵文字を使うか?」という説明をするときには、「平坦な文章にアクセントをつけて色々な感情(emotion)を込めるため」などと私でも言うわけで、その過程でこの誤解が生じるのは仕方がないとも言える。
まあ何にせよ日本の文化がこうやって世界に広がって行くというのは何とも楽しい。"emoji"がWebster'sに乗る日も近い?
少し報告が遅れてしまったが、Big Canvas Inc.として三つ目のアプリPhotoArtistを今月の始めにリリースした。4月に起業してから、7月にPhotoShareという写真共有型のソシアル・ネットワーク・サービスを(SNS)iPhone向けにリリースし、そのアドオンソフトとして10月に発売したSmallCanvasに続く第二弾のAddOnソフトである。
私個人としては、もっとすばやいペースでアプリを出したいとは思っているのだが、コアとなるPhotoShareのコミュニティをちゃんと育てて行くためには色々とやることもあるし、フルタイムの学生と同じペースでMBAの勉強もこなしながらだから、まあ許容範囲ではある。
以前にもここで書いたが、SNSを運営することから学べることはたくさんあり、そのおかげでビジネスモデルも見えて来たし(SNSユーザーに向けた有料アプリの販売)、iPhoneを持ったユーザーがどんなものに価値を見いだすのかも少しづつだが見えて来たように思える。
金融市場が通常の状態であれば、VCからの資金調達を考えても良いフェーズに来ているのだが、時間を有効に使うことを考えれば、今の段階で資金調達に時間を費やすのはあまり意味がない。そんなことよりみ、もの作りに100%集中して一日でも早く黒字化すべき。
このビジネスの楽しいところは、何と言ってもそのスピードとユーザーとの対話。発案からリリースまでが数週間という短い期間なのはもちろんのこと、リリースしてからそれがターゲットとしている市場(この場合はPhotoShareユーザーの間で)にそれなりに受け入れられるかどうかが分かるまでが数日、というペースは短期決戦型の私にぴったり。
下に貼付けたのは、PhotoArtistの発売直後の週末にPhotoShareに投稿された作品の一部。ユーザーからのフィードバックをこんな形でリアルタイムでダイレクトに受け取ることが出来るのがソシアル・ネットワーク・サービスを持つ利点。
ちなみに、今回のPhotoArtistは株式会社アルファブレンドとの共同開発。アルファブレンドの技術力とPhotoShareの持つバイラル・マーケティング力をうまく融合させることが出来たとても良い事例だと思う。iPhoneアプリの開発・販売に関するパートナーシップはPhotoShareをうまく絡めるものでありさえすれば大歓迎なので、興味のある方は個人・法人を問わずphotoshare(あっと)bigcanvasinc.comまでご連絡いただきたい。
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