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PhotoShare on Youtube

新年のごあいさつ

 1月の19日(日本時間だと20日)になって新年のあいさつとは間が抜けた話だが、実際のところ、これが2009年の初エントリーになるのだから仕方がない。


 ブログの更新が滞っていることはつくづく反省しているのだが、去年の4月からスタートした私のとっての二つ目のベンチャー企業 Big Canvas Inc. を一日でも早くビジネスとして軌道にのせるためにやるべきことは限りなくあり、ついついそちらを優先してしまう、という状態が続いている。

 会社の立ち上げの過程でいろいろと学んだこともあるので、仕事がもう少し落ち着いたらここに書きたいことは山積みなのだが、少なくとももう数ヶ月はこの状態が続きそうなのでご容赦いただきたい。

 今年最初のエントリーであるからには、「今年の豊富」のようなものを書こうと思っているのだが、頭は会社のことで一杯なので、やはり「会社をビジネスとして軌道に乗せる」ことが今年の一番の目標。もう少し具体的に書くと、こんな感じになる。

(1) PhotoShareをより価値のあるサービスに育てて、アクティブ・ユーザー数を今の数倍にする
(2) iPhone用の新しいアプリを月に1〜2つ発売できる開発体制を(人員を増やさずに)作る
(3) PhotoShareと並ぶ「会社の看板になる」アプリを一つリリースし、それを育てて行く
(4) 会社に95%の力を注ぎつつ、MBAはちゃんと6月に取得する

 (1)はPhotoShareが会社のビジネスの中心にあるので当然の話。ここまでで、少なくとも「PhotoShareのようなサービスを提供してより多くの人々のライフスタイルを変えたい」という私自身の目指すベクトルと、「PhotoShareを使うユーザーがいるからこそビジネスが成立する」という会社のベクトルを一致させることには成功したので、あとはそのベクトルにそってユーザー数を増やして、損益分離点まで一日でも早く持って行くのが目標。Youtubeがしたように「赤字のままで突っ走ってGoogleに売り抜ける」ことができる時代ではないので、会社として安定した収益をあげることは何よりも大切。

 (2)に関しては、増井君がサーバー側、私がiPhone側という体制のままで行く限りは、私の開発効率をあげるしかないのだが、かなりiPhoneのプログラミングにもなれてきたし、コードの部品化も進んできたので、技術的には十分実現可能な話。ただし「下手な鉄砲」を打ちまくっても仕方がないので、ちゃんとたくさんの方々にダウンロードをしていただけるだけの価値があるものを作り出す「企画作り」の方が難しい。幸い、ここまでPhotoShareも含めて5つのアプリを出してきてだいぶ感触もつかめて来たし、ネタには困らない方なので、勝負は数多く浮かぶアイデアにプライオリティをつけて、着実に商品化して行く実行能力にかかっている。

 (3)に関しては、私なりに考えていることもたくさんあるので、別途詳しく書きたいと思うが、目指すところは「iPhone向けのPhotoShop」。PhotoShareとの相性も良いし、私が学生時代にNECのパソコン向けに作ったCANDYに通じるところもあるので、少し時間をかけて本気で攻めてみようと思う。

 (4)は、2007年の秋からとりはじめたワシントン大学でのMBAコースも、残すところ冬と春の二学期のみ。だいぶ勉強のコツもつかめてきたので、会社に全力を注ぎつつもちゃんと予定通り卒業できるはず、という話。実際のところマーケティングの授業でのプロジェクトは自分の会社のビジネスをテーマにしたユーザーの動向の研究をするし、ベンチャービジネスの授業でのビジネスプランの作成はBig Canvasのビジネスをそのままプレゼンする、などの工夫はしまくってはいるのだが。

 ちなみに、息子の一人にこの話をしたら「それってあたりまえすぎるじゃん。今年の抱負って、本当はしなきゃいけないって知っているけどしたくないこと、できそうにないけど本人さえやる気になればできること、を書くべきじゃない」と言われてしまった。「じゃあ、『仕事ばかりせずに家族のことも時々はかえり見る』ってのはどう」と私が言うと、「そりゃ無理でしょ」とすぐに突っ込まれてしまった...。

Comments

You'll stealing from as?

親指(息子)に一票!

ムライ

息子さん、切り替えしが大人だ!

eakas

息子さん達観していて少し生意気wですね(笑)
satoshiさんが目指すフロンティアが開けますよう、今年も良い一年でありますように。

K2nd

あけましておめでとうございます。

>「iPhone向けのPhotoShop」

自分も同じことを以前考えていたんですけど、iPhoneの実機を実際に触ってみると、Editor端末というよりPlayer端末が基本スタイルとしてしっくりくるなぁと思ったんですよね。サイズ的にタッチペンのUIならぎりぎりありかなと。なので中島さまのsmallCanvasとoilCanvasはPlayerとしてうまく収まっていて流石だなと感じました。
確かにPhotoShareとの相性は抜群だと思いますので、iPhone向けのPhotoShopをどういうスタイルで製品として落とし込むのか楽しみにしております。

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