Big Canvas Inc., Marketing Strategy
2009.02.27
2007年の秋からワシントン大学で受け始めたMBAも、すでに二年目の最後から二つ目の学期が終わろうとしている。一年目はCorporate Financeだとか、Micro Economicsなどのビジネスをする上での基盤になる授業が主だったが、二年目はマーケティングなどの「ケーススタディ型」の授業が増えてきてなかなか楽しい。
2007年の秋からワシントン大学で受け始めたMBAも、すでに二年目の最後から二つ目の学期が終わろうとしている。一年目はCorporate Financeだとか、Micro Economicsなどのビジネスをする上での基盤になる授業が主だったが、二年目はマーケティングなどの「ケーススタディ型」の授業が増えてきてなかなか楽しい。
マイクロソフトを辞めてからもう9年も過ぎるが、辞めた一番の理由は「会社が大きくなりすぎて思いっきりコードが書けなくなった」こと。私がいた時代ですでに1000人のエンジニアを抱えたWindowsチームの生産効率は、「エンジニア一人あたり一日1.5行」という悲惨なもの。
プロジェクトが肥大化して人が増えて来ると、それに反比例して生産効率が下がって来るのはどうしても避けられないが、この規模になると常にすし詰め状態の満員電車の中でマラソンをしているしているような気分で、前に進んでいるのかどうかすら分からなくなってくる。
特にWindowsクラスの大きなプロジェクトになると、その複雑さのために開発期間が3年とか5年とかの長期なものになってしまい、途中で何がなんだかわからなくなってしまうケースもしばしばだ(Windows Vistaが良い例)。
こちら(北米)で仕事をする場合、一番の褒め言葉は「あいつはAccountableだ」という言葉。辞書には、Accountableには「責任のある」などの訳語が乗っているが、仕事の場面で使う場合は「安心して仕事をまかせておける」という意味。
本日、Big Canvasとしては6本目となるアプリケーション、PhotoCanvasをリリースした。去年の7月にPhotoShareをリリースして以来、PhotoShareのアドオン的な存在のアプリを4本リリースしてきたわけだが、それを通じて学んださまざまなことの集大成が今回のPhotoCanvas。