「戦略的OS」の開発がことごとく失敗している点に関する一考察
AppleをAppleにしているもの

SamsungがWidgetプラットフォームをオープン化

 MicrosoftやNokiaがもたもたしている間に、あっというまに「開発者にとって最も魅力的なモバイルプラットフォーム」の座に付いてしまったiPhoneだが、他の会社も黙って指をくわえているわけではない。


 今回のCTIAで興味深かったのがSamsungのTouchWIZというプラットフォーム(詳細)。HTML+Javascriptベースのウィジェットを待ち受け画面で複数走らせるという、iPhoneとは大きく違うアプローチである。

 JavaやC++でSamsung端末向けのPhotoShareを提供しろと言われても「ちょっと勘弁」だが、HTML+Javascriptならば考えても良いかな、というのが正直なところ。そろそろパソコンやブログ向けのWidgetも作りたかったのでちょうど良い機会かも知れない。

 ちなみに、Samsungから開発キットが出るのだが、それを作っているのが私が取締役を勤めるUIEvolution。これまでは、独自の描画エンジンUIEngine向けのビジネスだけをしてきたが、これをきっかけにもう少し広い意味での「デバイスに依存しない形のアプリ開発環境」を提供しようという試みだ。

Comments

Ken

いつもブログを楽しく拝見しております。長くて恐縮ですが、ご意見を聞かせてもらえればと思ったのですが:
私の印象ではJavaScript+HTML+CSSベースのウィジットは作りやすい半面、パフォーマンスが出にくい、本当に単純な情報提供UI以外はあまり使っていても楽しくないのではといった感じです。
開発者の層が広がるのが魅力的はありますが、ゴミみたいのが沢山集まってもあまり盛り上がらないのではという懸念も。
その一方で、C++だったり、Java(ドコモ)ベースの物はUIを魅力的にできるし楽しく使えるけれど、開発のハードルはもう少し上がってしまうのかなと。(そういう意味ではC++なのに自分のプラットフォームを一気に広げたアップルは凄いなと思いますが、後追いでやるのは難しい気がします)

後はスタンダードベースにしつつ(ECMAスクリプトベースとか)、独自のVMを持ってパフォーマンスを良くするエンジンを作るというアプローチですか(あ、UI Engineってこれに当てはまるんでしたっけ^^))。これは作りやすいんだけど、独自プラットフォームに見えがちなのでメーカーとかキャリアがしり込みする?

いずれにせよ、いわゆるモバイル・ウィジット(ただのバズワードですよね。。。)でありがちなPCデスクトップのウィジットのように沢山ミニアプリを狭い画面にバラまけておくのって使いにくいと思うんですよね。。。やはりワンアプリ・ワンスクリーンで使い勝手よくしたほうがuser experienceは良いのでは考えています。そういう意味での完成度はやはりiPhoneは強いですよねー。

Ken

あ、すいません、iPhoneはObjective Cでしたね。。。

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