時価総額のチャートにGoogleも追加してみた
2010.03.28
リクエストがあったので、チャートにGoogleも追加してみた。Googleもリーマンショック前はかなり良いところまでMicrosoftを追い上げていたが、その後は少し伸び悩んでいるようだ(リーマンショック前のピークと今の株価を比べるとMicrosoftとの差は縮まっていない)。
ちなみに、株価には「現在の企業の価値」だけでなく、投資家たちの「企業の成長性への期待」も織り込まれているので、短期的には(デイトレーダーたちの売り買いを反映して)iPadのような大型の新製品には敏感に反応したりするので注意が必要(ここ1〜2ヶ月のAppleの株の伸びは明らかにそれ)。しかし、中長期的には(長期で株を保有する人たちの意思を反映して)企業が実際に生み出す価値を反映するようになる。
エンジニアの私から見れば、Google App EngineなどはiPadと同じぐらいにエキサイティングなんだが、投資家から見れば「どうやって儲けるのか分からないもの」の一つでしかないらしく、Googleの株価にはまったく影響を与えていない。まあ、Googleの場合はそんな「どうやって儲けるのか分からないもの」をいくつもいくつも出しているうちに、いつの間にか(Google.com、Google Map、Gmailのように)「人々の生活になくてはならないもの」が増え、Google自身が「人々の日々の必要になくてはならない企業」にますますなって行く、という戦略が成功しているわけで、経営陣や長期ホルダーとしてはそれで十分なのだろう。
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