電子書籍のiPadアプリ化サービス:ベータ版プレゼント
2010.06.26
iPad向けにCloudReadersを配布しはじめてから、絵本作家・同人作家・出版社などの方々から色々な形で連絡をいただいている。その中でも興味深いのが、PDFなどの形で作った電子書籍をCloudReadersと組み合わせて単体のiPadアプリとして販売・配布したいという話。
「ビジネスモデル」なるものを準備していたわけではないので、相手が個人の場合は書籍の内容さえ面白そうであれば無償でアプリ化を進める一方、相手が出版社の場合はそれなりの手数料+ライセンス料を請求させていただく、という形でいくつかを同時進行させていただいている。
本来ならば、こういうことはちゃんと営業の人を雇うなり代理店を見つけるなりして幅広くビジネスとしてやるべきなのだろうが、そちらが本業になってしまっては「新しいアプリを作る」という一番楽しいことができなくなってしまうので少し悩んでいる。
そこで、実際にこの手のニーズがどのくらいあるものかを調査するために、ちょっとした企画を試してみる。「電子書籍のiPadアプリ化プレゼント」である。応募要項は以下の通りである。
- 対象:電子書籍(マンガ・写真集も含む)の著作権もしくは版権を所有する個人もしくは法人
- 応募方法:submitアットcloudreaders.com に電子書籍(PDFもしくはZIPで固めたJPEGファイル)をメールで送付してください。subjectを「電子書籍のiPadアプリ化サービス:ベータ版プレゼントに応募」としていただけると助かります。
- 選抜方法:原則として先着10人(個人5名、法人5社)。ただし独断と偏見により先着に漏れた人・法人を若干名追加する場合も有ります。
- その他必用事項:ベータ版を走らせるiPadのUDID (UDIDに関しては http://support.apple.com/kb/
HT4061?viewlocale=ja_JP を参照のこと)。書物の題名および著作権所有者の名前。可能であれば72x72の大きさのアイコン(PNG)。ウェブサイトのURL(お持ちの場合のみ)。 - 当選の発表:当選した方だけに連絡し、後日、送付していただいた電子書籍をもとに作ったiPadアプリのベータ版を送付させていただきます(必用に応じて、その前にデータの修正をお願いする場合もあります)。当選しなかった方にはメールの返事は書かない予定なので、そこはご了解いただきたい。
ちなみに、iOSの設計上、送付したベータ版のアプリは送付していただいたUDIDを持つiPadのみでしか動かすことができないのでそこはご了承いただきたい。
ibooksに、本を並べるためには、海外の代理店を通さなきゃならないという仕様のため、外部でデータ販売しているのが、現状。
出版社も独自アプリで販売する方を選択しているようですね。ジョブスルールの影響もあるのでしょうか?
Posted by: AZ | 2010.06.27 at 00:21
>PDFなどの形で作った電子書籍をCloudReadersと組み合わせて単体のiPadアプリとして販売・配布したいという話
これって、今App Storeで販売されている京極夏彦氏の小説や孫社長の自伝みたいに、「1書籍=1アプリ」になる方式ですよね。
既にiPadの画面をたくさんの書籍アプリアイコンが占拠している状態の私としては、この方式での出版が増えるのは勘弁して欲しいという気持ちです。
Posted by: foobar | 2010.06.27 at 17:03
出版社も独自アプリで販売する方を選択しているようですね。ジョブスルールの影響もあるのでしょうか?
Posted by: pandora | 2010.06.27 at 19:54
出版社も独自アプリで販売する方を選択しているようですね。ジョブスルールの影響もあるのでしょうか
Posted by: pandora | 2010.06.27 at 19:55
plan to have ipad too!
Posted by: Haw | 2010.08.18 at 10:38