Facebookの使い方:実践編
2011.01.11
日本ではまだまだ普及率は低いが、今年中にも10億人ユーザーに達すると予想されるFacebook。今年の夏前には、「Facebookの使い方」のたぐいの本が日本の本屋さんに平積みになっている様子が目に浮かぶ。
単純な「Facebookウェブサイト使い方」は、その手のガイドブックに任せるとして、私がどんな風に使っているかを実例を使って説明しよう。
先日書いた、「ピュアAJAXアーキテクチャのススメ」というエントリーに対して、「BigPipeに似ている」というコメントをTwitter経由でいただいた。そこで調べてみると、「BigPipe: Pipelining web pages for high performance」という論文が見つかった(Facebook内のNoteという仕組みを使って書かれており、誰でもアクセスできる設定になっている)。
読んでみると、私のアプローチとは少し異なるが、その根底にある考え方は共感できるので、早速その著者(Facebookのエンジニアの一人)に簡単なメモをそえてFriend Requestを送ってみた。
すぐに承認されたので、今度はその人向けの「Pure-AJAX Web Application Arthitecture」というメモを書き(同じくFacebook上のNote、やはり誰でもアクセスできる設定になっている)、リンクを送った。
すると、こんな返事が返って来た。
Satoshi, thanks for sharing the note with me. It looks great. I totally agree with your points, and I think template based client side render will be future for a lot of html5 base web apps. There is also a lot of interests inside Facebook for doing something similar to your approach. Please keep up your great work, look forward to your open sourcing it.
メモを書く時間も含めて2時間ほどの間のやり取りだが、このわずかな労力で、Facebook内のエンジニアと知り合いになり、ウェブサイトのアーキテクチャに関する意見を交換することができた。この関係が今後どう発展するか分からないが、こんな人的ネットワークを築いて置く事は何よりもの財産だと私は考えている。
メールほど格式張っておらず、かつ、ブログなんかよりは(実名である分)安心してこんなコミュニケーションが取れて、人とのネットワーク作りが出来る、それがFacebookである。
ちょうど最近、同僚と話をしていて、彼がどこかでFBのUIアーキテクチャのことを読んだといっていて、探していたところ、まさにちょうど良いタイミングでBigPipeという名前がわかったので感謝です。
このアーキテクチャのようにHTML,css,js,json とで完全に役割を分けれると、デザイナとバックエンドデベロッパとのコラボレーションもやりやすくなりますね。
ちなみに、Facebook上のNoteは、friendでつながってないと、like出来ないんですかね?
Posted by: tadaya | 2011.01.11 at 20:59
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Posted by: Kokorohamoe | 2011.01.18 at 05:24