2011年はソシアル・アプリ元年か?Facebookユーザー向けグループウェアFruence
2011.01.04
11〜12月にかけて、3本連続してGoogle App Engine上のアプリを作ったので、かなりDatastoreにも慣れて来たし、ライブラリも充実してきた。これならば、小さなアプリなら2〜3日で開発+リリースする事も十分に可能だ。ということで、正月休みの間に「書き初め」として何か自分の日々の仕事の役に立つものを作ろうと思い立ったのが1日の夜。
そこでまず候補として思いついたのが、オンラインの「to-do リスト」サービス。ここのところ、本の執筆、雑誌のコラム、CloudReaders、neu.Notes、neu.Draw、neu.Annotate、neu.Journal と複数のプロジェクトに同時に関っているため、記憶やメモに頼って作業するのは不可能になって来た。そこで、どのデバイスからでも簡単にアクセスできる「オンライン to-do リスト」が欲しいと思ったのだ。
ただ、単なる「オンライン to-do リスト」では新規性はないし面白くもない。そこで、最近勉強したFacebookのAPIを使って、「to-do リスト」を特定の人たちと共有できるようにすれば、単なる「to-do リスト」アプリが、ソシアル・アプリに変身する。今年の「書き初め」としては最適だ。
ということで三ヶ日を利用して一気に作ったのが、Fruence.com("Fruence" は "Friend" と "Influence" から作った造語)。使うにはFacebookアカウントが必要。プロジェクトの共有はFacebookフレンドとだけできる(もちろん、フレンド全員と共有するのではなく、指定した人とだけ共有する)。
今のところ、「to-do リスト」の機能しかないが、掲示板などの機能も追加して行く予定だ。バグレポートやご要望はこのブログのコメント欄で受け付ける。効率重視で作ったので、かなりの人数までApp Engineの無料Quotaでさばけるはずだ。
ちなみに、こんな風に従来型のアプリをFacebook APIなどを使ってソシアル・アプリに変身させる、というのが今年2011年のトレンドになるのでは、というのが私の予想。ここ1〜2年で、Facebookやmixi上のソシアル・ゲームが大きなビジネスに育ったが、その波が他のアプリにもそろそろ来て良い頃だ。
すごく示唆に富むアイディアを実アプリで提示していただきありがとうございました。
他のメンバーとのプロジェクトの共有の仕方がわからないのですが、どのようにするのでしょうか。
Posted by: Tomo | 2011.01.05 at 14:51
いつもブログの更新を楽しみにしています。
facebookのような配色や、シンプルなインターフェースが良いですね。
個人的な要望ですが、To-do Itemにコメントを付けられると嬉しいです。
Posted by: is0me | 2011.01.05 at 18:38