福島第一原発での事故についてFacebookで解説をしています
2011.03.14
今回の災害について、いろいろと思うところもあるが、津波や災害救助の方は私の専門ではないので、今回は福島第一・第二原発でのトラブルについていろいろと勉強しつつ、わたしなりの解説・コメントをFacebookでし始めた。できるだけ分かりやすく解説しているつもりなので、東電や政府からの報告だけでは理解しがたいと感じている人はどうぞ。コメントやディスカッションも歓迎である。
ちなみに、今回のトラブルに関しては、東電の技術者の方たちに頑張っていただきたい、のひと言である。機械的に開けることができなくなったベントを手動で解放した時に、多量の放射線をあびてしまった人など、文字通り命がけの仕事をしているので、ここは彼らの成功を祈るしかない。
今回の事故が、スリーマイル程度の事故で済むのか(レベル5)、チェルノブイリなみの事故に発展してしまうのか(レベル7)は、地元の人々への影響はもちろんのこと、日本だけでなく世界のエネルギー政策に大きな影響を与えることは確実。「今回の事故を教訓に原子力発電をより安全なものにする」という前向きな方向に進むのか、「やはり原子力は危ない」という消極的な方向に向かうのかを決める正念場だ。
「原発に前向きか消極的か」という文章だと
ポジティブかネガティブかと捉えられますが、
以下のURLのような意見もあります。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html
このURL先の文章が正しいのかどうか私個人には
判断出来ませんが、一読されて損はない内容かと
思います。
Posted by: tetu | 2011.03.14 at 09:09
「原発がどのようなものか知ってほしい」に関しては、次のような反論文章があります。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~asashi/genpa/
こちらも読まないといけませんね。
Posted by: ikemo | 2011.03.14 at 17:18
現場の方々は必死で活動されてると思います。
ただ、それとは別に、今の原発はシステム自体に問題がありすぎです。
(先の方が紹介された文章は鬼気せまるものがありますね)
原発の是非はともかく、
原理的により安全な炉が出来ないかぎり少なくとも新造はやめるべきです。
一つの例としてワイアードの記事
http://wiredvision.jp/news/201102/2011021622.html
また、各種代替エネルギーの開発にも力をいれる必要があります。
遠隔地の巨大な発電所からの送電は何かのときに脆弱なので
燃料電池などを用いた分散型の発電なども。
Posted by: su | 2011.03.14 at 17:37
「今回の事故を教訓に原子力発電をより安全なものにする」のも「やはり原子力は危ない(ので代替案を実現していこう)」のもどちらも前向きだと思いますが。お互い排他的でもないですし。
Posted by: ReiOdaira | 2011.03.14 at 20:17
今回の事故の一連のニュースを見て、真っ先にこのエントリを思い出しました。
リーダーシップについて思い出したこと
http://satoshi.blogs.com/life/2005/09/post_1.html
災害をダシに政治批判するのはあまりいいことではありませんが、「ビルゲイツのような人が日本のリーダーだったらなぁ」と思わずにはいられません。
Posted by: magnara | 2011.03.15 at 04:11
結局どんな高度な制御システムがあっても、電力がなくてはまともに運用できない。
非常用電源が死んだ時点で最悪の状況は確定していたということ。
自衛隊の電源敷設部隊になにが何でも24時間以内に電線をひいてもらうとか(電力会社のプライド丸つぶれ?)、
原子力空母ロナルドレーガンを横付けして電力を供給してもらうとか(原子炉障害対策チームも乗艦しているだろうし)
くらいの対応が必要だったのでは。
50人程度の現場職員がいくら頑張っても電力がなければ3基の原発と4個の燃料プールを冷やすのは不可能。
いまさらですが。
Posted by: fukuyas | 2011.03.15 at 14:46
東芝vs日立
http://www.youtube.com/watch?v=U8VHmiM8-AQ
Posted by: Tiger's Wood | 2011.03.15 at 17:48