すべてがクラウドになるとファイルという概念さえなくなる
2011.08.10
私が漠然と感じていたことを上手に表現してくれているブログエントリーを見つけたので紹介する。
There Will Be No Files In The Cloud
すべてが本当の意味でクラウドに移動した時には、ファイルという観念が不要になるのでは、という話。Dropboxの提供しているような「クラウド型ストレージサービス」というのはデスクトップからクラウドへシフトする段階での過渡的なものでしかなく、行き着く先はGoogle Docsのようの形だ、というのが筆者の主張。
デスクトップ・アプリというものがあるからこそ、ファイルという概念が必要であり、アプリケーションすらクラウド上のウェブアプリケーションになれば、ドキュメントの共有はリンクを渡すだけで良いのでファイルは不要だという話。
確かに、この「ブログ・エントリー」も実体は「ファイル」ではなく、データベース上のレコードでしかないわけで、それよりもユーザーから見て一つの「エントリー」であることだけに意味がある。時代は明らかにそんな方向に進んでいる。
すべてが本当の意味でクラウドに移動した時には、確かにユーザーからは
「ファイルという概念」が消えていくかもしれませんね。
しかし、提供側は「ファイル」という感覚からは逃れられないでしょうね。
Posted by: Gkei Gi | 2011.08.11 at 05:37
クラウドじゃなくてデスクトップアプリであっても、「ファイルという概念」は必ずしも必要じゃないですよね。オブジェクトがあればよいだけで、ファイル名と場所というのは本質的じゃないです。
Posted by: こじま | 2011.08.11 at 17:13
クラウドじゃなくてデスクトップアプリであっても、「ファイルという概念」は必ずしも必要じゃないですよね。オブジェクトがあればよいだけで、ファイル名と場所というのは本質的じゃないです。
Posted by: こじま | 2011.08.11 at 17:13
確かにファイルという概念が不要になっていくかもしれませんが、
ファイルに慣れてしまった僕らの感覚はすぐには払拭できなさそうです。
何かを開発するときもパラダイムシフトが求められていきますね。
Google App Engineなどで、自由にファイルの生成ができない制限などは、
ファイルという概念に縛られない開発スタイルの勉強になる気がします。
Posted by: tavi | 2011.08.11 at 18:21