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neu.Calc 1.0 リリース

Default@2x~iphone ここでも何度か予告してきた neu.Calc。ようやくiTunes ストアに並んだ。「電卓の使いやすさを維持したまま、統計や財務関連の計算がすばやくできる」ことを目指して作った今までにない「計算アプリ」なのでぜひともお試しいただきたい。電卓アプリと表計算アプリのちょうど中間に位置すると考えていただいても良いと思う。

neu.Calc をiTunesで開く(無料)

iPad/iPhone/iPod touchのいずれでも動くが、数列計算をすると、iPhone/iPod touchでは少し手狭に感じると思う。

目標の「Excelで普通の人がすることの80%ができる」段階にはまだまだ到達できているとは言えないが、まずはこの段階でリリースして、ユーザーからのフィードバックを受けて柔軟に対応して行こうと考えている。(その意味では neu.Calc ベータ、と呼びたいところだが、たぶんそれではAppleの審査は通らないだろう)。

「ちょこっとした計算をして、その結果を計算式ごとメールで送ったり、ブログに貼付ける」みたいな使い方は、今までのどんな電卓アプリや表計算アプリよりも簡単にしたつもりだ。

ちなみに、アプリには英文の説明書しか付けていないので、日本語版を読みたい方は、こちらを参照していただきたい。関数やオペレータの説明はボタンを長押しするとポップアップするが、こちらは英文のみなのでご容赦いただきたい。


メルマガ8月30日号リリース

メルマガ「週刊 Life is beautiful」の8月30日号をリリースした。通算で3号目だ。まだ慣れていないので必要以上に執筆に時間がかかってしまう。今回は、たまっていた質問に一気に回答したので9000字を超えてしまった。400字詰めの原稿用紙にしたら20枚以上。これを毎週はちょっとキツいかも。

ちなみに、今回の内容は以下の通り。

エンジニアのための経済学講座:なぜ日本ではコーポレート・ガバナンスが機能しないのか

日本式株式会社と米国式株式会社との違いに関しては色々と言いたい事があるので、コーポレート・ガバナンスの面だとか、ストックオプションの件だとかをこのコーナーでは丁寧に書いて行くつもりだ。このあたりの話は、ブログに書くと表面だけ読んだ人たちの「お前は株主重視の拝金主義か」という横やりがすぐ入るので、メルマガという閉じた空間で思いっきり言いたい事を書くつもりだ。

ブログには書けない話・書かない話:スクエニによる UIEvolution の買収、その1

私が2000年に設立したUIEvolutionという会社が、どんな経緯でスクエニに買収され、そして再び独立することになったかについて、質問されることが多いので、少し書く事にした。数回の連載を予定している(ただし未発表の製品の話とかを書くつもりはないのでそこまでは期待しないように)。特にベンチャーキャピタルから資金を集めた起業家にとって、避けては通れない買収の話。あくまで当事者である私から見た事象なので、決して客観的な話にはなりえないので、そのあたりを了承した上で読んでいただけるとありがたい。

連載:菅首相はなぜあの段階で「ストレステスト宣言」をしたのか?その3

菅首相はやはり辞めることになってしまったが、首相公邸を訪問する、という貴重な機会を得たので、そこで学んだこと、感じた事を書いている。全部で6〜7回になる予定だ。

質問コーナー

ここでは読者からの質問に答えたり、読者が書いた小論文をコメントを添えて紹介したりしている。「私のキャリアパス」という小論文(200〜400字程度)はまだ募集しているので、ぜひとも書いていただきたい。一方通行ではなく、対話型のメルマガにしたいと考えているので、質問・意見等は大歓迎である。

 


UIEという会社のミッション

先日の「UIE Japan 新オフィス紹介」というエントリー。あのエントリーを書いた一番の目的は人材募集だったわけだが、狙い通り続々と採用応募の問い合わせが入っている。やはり持つべきものはブログだ。

もう一押しするために、UIEが現在どんなビジネスをしているか紹介しよう(UIE設立のプロセスとか、スクエニによる買収の経緯などは別途メルマガに書く予定←こっちはメルマガの宣伝)。

会社のビジョン(目指すべき世界)に関しては、ここでも何度も述べて来た様に「これからは私たちの身の回りのものすべてがネットに繋がる。そんな時代にはアプリのダウンロードだとか、ブラウザーでサーフィングなどとはまったく別の形で、テレビのチャンネルを変えるぐらいに簡単に、携帯電話から冷蔵庫のドアに至るまであらゆるところで、アプリケーションやサービスが自在に使えるようになるべき」というもの。この点に関しては、2000年の創業以来、一切ぶれていない。

一方、会社のミッション(会社の役割)の方は、少しづつ変化している。設立当時に考えていた「ミドルウェアのライセンスビジネス」はそれ単体ではビジネスにならないことが明確になり、次第にデザインやソリューションビジネスの方にシフトしつつ、「UIEという会社だけが提供できるユニークな価値とは何か」を模索し続けて来た。

去年あたりからようやくはっきりと見えて来たのは、組み込みデバイスの世界では、IDEOやFrog Designなどが手がける「おもてなし設計」と、IBMやAccentureが提供する「ソリューション・サービス」の間には大きなギャップがあり、そこにUIEという会社だからこそ提供できる「ユニークな価値」があるということ。

組み込みデバイスのことなどまったく理解していないデザイナーが設計したおもてなし(ユーザーエクスペリエンス)は、パワポのスライドやフラッシュ上のデモまでの段階ではすばらしいのだが、実際の組み込みデバイスに実装できるかどうかなどの考慮は一切されておらず、彼らも責任は一切持たない。また、そんな「絵に描いた餅」を仕様書として受け取った開発会社は、その仕様書の実現性に疑問を投げかけることもなく、喜んで仕事を受注して、莫大な開発費を請求する。開発途中で「こんなデザインは実現不可能」と差し戻しや設計変更になることも日常茶飯事だ。

こんな業界にUIEが提供するのは「技術に裏付けされた実現可能なおもてなし設計サービス」である。UIEのビジネスは、ほとんどのケースでUIEngine上でプロトタイプを作りながらおもてなし設計をするのだが、それ故に、プロトタイプの段階でさまざまなデバイス上で実際に動かしてテストすることが可能なのだ。それゆえ、実機がなくとも、ハードのスペックさえだいたいの予想がつけば、かなり現実的なフィージビリティ・スタディがプロトタイプの段階でできてしまうのだ。

車載機向けのプロトタイプをまずは市販のAndroidタブレット上で走らせてサーバーとの接続試験をしたり、Windows Phone向けのアプリをiPhone上で試作して使い勝手を実感してもらったり、裸のLinuxだけを搭載した組み込み機器向けのアプリケーションをパソコンで走るエミュレーター上で開発したり、サーバー側でダイナミックにユーザーインターフェイス生成するロジックを組んだり、などがごく日常的に行われているのがUIEという会社である。

ちなみに、社員だけでなく、インターンも募集しているので、プログラミングに自信のある学生の方はぜひとも連絡していただきたい。私は簡単な試験と面接だけで大学三年生に内定を出すという人の日本企業の採用のしかたは好きではない。インターンとしてしばらく働いてもらった学生のうち優秀な人にそのまま就職してもらう、という採用の仕方は会社にとっても学生にとってもリスクの少ない採用方法だ。

大学三年、四年になってあわてて履歴書を配りまくるよりは、大学一年、二年のうちから面白そうな企業でインターンをして実践力を付けながら、同時に自分の実力もちゃんとアピールしておく。そうやって社会との繋がりを学生の時から持っておくことは必ず将来のプラスになる。


Steve Jobsの三つの偉業と現実歪曲空間と

Steve-jobs1Steve Jobsの引退が正式に決まったそうだ(参照)。これからは会長として新CEOのTim Cookをサポートする役に回るとのこと。

Steve Jobsの功績はいくつもあるが、特に注目すべきは、次の三つ。

一つ目は、iPod/iPhone/iPadというすばらしい商品を作り出し、多くの人たちのライフスタイルを大きく変えたこと。Jobsの徹底的なまでのこだわりとリーダーシップがなければ、あれだけの完成度の商品は作れなかっただろう。

二つ目は、違法コピーで悩んでいた音楽業界を説得し、オンラインで音楽を売るという新しいビジネスモデルを成立させたこと。これはJobsの現実歪曲空間とまで呼ばれる交渉力のたまもの。

三つ目は、倒産寸前だった会社をライバルのMicrosoftから資金を引き出すというウルトラCで救済した後、全米一の株価総額を持つまでの株主価値を生み出した事。

このうちどの一つを達成しただけでも「歴史に残る偉大なCEO」と呼ばれても良い話だが、これを三つとも、それも癌と戦いながら達成したのだ。1970年の後半から始まった情報・デジタル革命が生み出した数多くのCEOのうちNo.1を選ぶとしたら文句なくSteve Jobsだろう。

多くの人が指摘するように、Appleは長期的なロードマップに従って、戦略的に付加価値の高い商品だけをリリースすることにより、高い利益率を維持し続けている点が他のメーカーと大きく違う。Mac/iPod/iPhone/iPadという4つの商品ラインそれぞれが、株価総額でソニー4つ分づつぐらい株主価値を生み出して来たのだ。

これからのことだが、既に iPhone7 ぐらいまでの青写真は描かれているだろうし、Apple TVを「ホビー」からiPhone/iPadに並ぶ本流の商品にまで育てる準備は着々と進んでいると予想できる。

唯一の懸念は、音楽業界に起こしたようなビジネスモデルの大変革を、まだ映像・放送業界に起こせていないこと。これだけはJobsの現実歪曲空間がなければ難しいかもしれない。

 

 


iPadアプリ開発日誌:neu.Calcの特徴

今週Submit予定のneu.Calc。ようやく最後のバグも解消し、早ければ今日中にもAppleにSubmitできそうである。

今日は、「neu.Calcの特徴」を列挙してみる。

特徴1. リスト(数列)演算が出来る

neu.Calcが従来型の電卓と大きく異なる点の一つが、リスト演算の機能である。たとえば、7人の生徒の数学の点数の平均を知りたければ、数列を入力してから "avg" ボタンをタップすれば良い。

M1 (45, 55, 58, 62, 72, 80, 100) avg 67.43

同じ様に、予想されるキャッシュフローの内部収益率(IRR)を求めたければ、そのキャッシュフローを数列として入力してから "IRR" ボタンをタップすれば良い。

M1 (-1000, 300, 300, 300, 300) IRR 0.0771

特徴2. ラベルと参照

neu.Calcは、"=" ボタンをタップするたびにフォーミュラ(式)が作られ、それに自動的にM1, M2, M3、とラベルを付ける。各フォーミュラの計算結果は、別のフォーミュラから参照が可能である。

M1 45, 55, 58, 62, 72, 80, 100 45.00, 55.00, 58.00, 62.00, 72.00, 80.00, 100.00
M2 M1 avg 67.43
M3 M1 sum 472.00
M4 M1 stdev 16.97
M5 60, 52, 50, 70, 100, 74, 95 60.00, 52.00, 50.00, 70.00, 100.00, 74.00, 95.00
M6 M1 correl M5 0.75

1000ドルの初期投資で4年間の間300ドルの収入が得られる場合、6%の金利での NPV(現在価値) を求める場合は以下のようなフォーミュラを使う。

M1 -1000 -1,000.00
M2 300 300.00
M3 M1, M2 rep 4 -1,000.00, 300.00, 300.00, 300.00, 300.00
M4 6 % 0.06
M5 M3 NPV M4 39.53

 

特徴3. ソルバー

ソルバーは、線形計算に便利なツールである。線形方程式の答えを求めたい場合、まずは適当な初期値をフォーミュラとして入力し、次に片側がゼロになるように変形した線形方程式を別のフォーミュラに入力する。

簡単な例として、"x * 25 = 100" という式の答えを求めるための準備をする(M1に入力する10.0は初期値)。

M1 10 10.00
M2 M1 × 2.5 − 100 -75.00

式の答えを求めるには、フォーミュラM1の "Edit" ボタンをタップし、次にフォーミュラM2の "Solve"ボタンをタップする。すると、neu.Calcは フォーミュラM2 の結果が0になるような値を探し、それを フォーミュラM1 の中身と置き換える。

M1 40.00000000 40.00
M2 M1 × 2.5 − 100 0.00

より複雑な例として、先のキャッシュフローのフォーミュラを再利用する。

M1 -1000 -1,000.00
M2 300 300.00
M3 M1, M2 rep 4 -1,000.00, 300.00, 300.00, 300.00, 300.00
M4 6 % 0.06
M5 M3 NPV M4 39.53

これと同じ条件で、毎年最低限どれだけの収入を得なければならないかを求めたいとする。その場合は、初期値として300が入力されているフォーミュラM2の"Edit"ボタンをタップし、NPVを求めているフォーミュラM5の"Solve"ボタンをタップするとその値が求まる($288.59)。

M1 -1000 -1,000.00
M2 288.591492373 288.59
M3 M1, M2 rep 4 -1,000.00, 288.59, 288.59, 288.59, 288.59
M4 6 % 0.06
M5 M3 NPV M4 0.00

 


メルマガ、解約率ゼロの秘密

まぐまぐ社長の大川氏がこんなつぶやきをしていた。

中島聡さんの週刊 Life is beautiful、解除ゼロの増加しっぱなしで昨日も1位です。

Ranking

私のメルマガはまだスタートしたばかりで「当月無料サービス」の実施中なので、解約率ゼロなのはあたりまえだとは思うが、喜ばしい限りである。

ちなみに、火曜日配信の8月23日号の入校をようやく終えたところ。まだ「リズムをつかんだ」とは言えないが、読者からの質問も徐々に入って来たので今回から「質問コーナー」ももうけることが出来、それなりに読み応えのある紙面に出来たと思っている。ちなみに、今週から、通勤・通学の電車の中で読めるように、毎週火曜日の朝の8時前に配信することにした。


UIE Japanの新オフィス紹介

UIE Japanが渋谷の新オフィスに移動した(参照)。ビジネスも順調に伸び、人も増えて来たのでこれまでの富ヶ谷のオフィスでは手狭になったのである。

UIE JapanはUIEvolutionがスクエニの子会社だった時に作った法人だが、当初はまともな売り上げもなく、親会社との「共同プロジェクト」を細々とこなすだけのなさけない組織であったが、今や日本法人単体だけできちんと採算が取れるところまで成長しており、とても頼もしい限りだ。

転機が訪れたのは2007年のスクエニでの取締役会議。赤字続きの子会社であったUIEvolution/UIE Japanをスクエニの外部取締役であった成毛氏がするどく批判。それがきっかけとなり、私のスクエニからの辞任、MBOによるスピンアウト、大量レイオフ、と一時は存続が危ぶまれるまでに追いつめられたが、逆に独立したことが社員のインセンティブとなり、V字回復が実現した(このあたりの細かな話は、メルマガで書く予定)。

それもこれも、一生懸命に働いてくれているUIEvolution/UIE Japanの社員の力によるもの。やはり「親会社におんぶにだっこ」の状態と、「自分で稼がなければ明日がない」という追いつめられた状況では社員一人一人の緊迫感が大きく違う。

ちなみに、UIE Japanではさらなる飛躍のためにエンジニア、プログラム・マネージャーを募集しているので、我こそはと思う方はぜひとも一度遊びに来ていただきたい(参照)。組み込みデバイスとウェブサービスという両極端にあるテクノロジーを組み合わせて、人々のライフスタイルを大きく変えるサービスを提供するのが UIE Japan の仕事。簡単な仕事ではないが、「やりがい」と「チャンス」だけはふんだんにあるのがUIE Japanである。


iPadアプリ開発日誌:「計算アプリ」の名称とロゴ決定

Icon@2x 今週末にはアップルの審査へ申請予定のiPad/iPhone向け「計算アプリ」。ようやく名称とロゴが正式に決まった。名前は「neuシリーズ」ということもあり neu.Calc に決定。ロゴは一目で「計算アプリ」だということが分かるように演算記号をあしらった。

残るはUIの微調整とテスト。まだ若干やり残したところもあるが、そんなことを言っているといつまでもリリースできないので、例によって、まずは基本的な機能が動いたところでリリースして、ユーザーの声を聞きながら改良して行くという「ship early, ship often」のポリシーを実践。

ちなみに、科学技術計算に加えて、投資判断などに必須なディスカウント・キャッシュフローやローン計算などのファイナンシャル系の関数も充実させたので、経営学の勉強や授業にも役立てて欲しいと考えている。


持たず、作らず、持ち込ませず、でも作ろうと思えば作れる

日本ではなかなか政治家の本音を聞くことができないが、これは珍しく「なぜ自民党は福島第一の事故の後ですら原発を全廃する気はないか」の部分の本音が聞ける貴重なインタビュー。

非核三原則とは、実は「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず、でもいつでも作ろうと思えば作れる技術力は持っていることを原発で世界に証明し続ける」だったという話。

なんだか、ずいぶん国民を子供扱いして来たんだなと思わせる話だが、こんな本音が普通に聞けるようになってしまうあたりが、やはり福島第一の事故を境に日本は変わった、のだなとつくづく思う。


HPの英断。日本のメーカーは?

 HPがいくつかの重要なアナウンスメントをした(参照)。

  • 利益率の低いPCビジネスのスピンアウトを検討していること
  • タブレット・スマートフォン市場からの撤退
  • Autonoy Corpの買収

数年前にPCビジネスを売却したIBMを彷彿させる話だが、売り上げは会社全体の3分の1を上げながらも、利益率がわずか 5.4% しかないPCビジネスを思い切って切り話す(会社全体の利益率は11.7%)というのは株主利益を最重視するのであれば当然とも言える。

PCビジネスそのものが、スマートフォンやタブレットビジネスに脅かされている今、HP自身がその新しい市場でリーダーシップを取れない限りは利益は上げられない。それを目指したのがPalmの買収であり、TouchPadのリリースだったわけだが、TouchPadが全く市場に受け入れられないことが明らかになった今(参照)、グダグダと無駄な抵抗をせずに、タブレット・スマートフォン市場からの撤退、そしてPCビジネスの切り離しという戦略に出たわけである。

IBMやHPと比べると、日本のメーカーは収益の上がらない携帯電話ビジネスやパソコンビジネスをいつまでも抱えているが、その理由は二つある。一つは「正社員を簡単にはクビに出来ない」という雇用の柔軟性のなさであり、もう一つはコーポレート・ガバナンスの欠如である。株主利益よりも「従業員を養うための売り上げ」を重視するのであれば、利益率が低くても売り上げが十分に上がっている部門を切る必要はないからだ。

こんな風に、コーポレート・ガバナンスの欠如がどのくらい日本の企業をダメにしているかということは、メルマガの「エンジニアのための経営学講座(参照)」の主要トピックの一つとして何回かに分けて詳しく解説・考察して行く予定なので、興味のある方はそちらへどうぞ。また、なぜ日本には「正社員と派遣」という二重構造が出来てしまったのかなども色々な角度から議論してみたいと思う。基本的に「ゼミ形式」の対話型で進めて行く予定なので、質問や意見は大歓迎である。