小論文募集「私のキャリアパス」
2011.08.14
メルマガ「週刊 Life is Beautiful」を始めることにしたことは先日書いたが(参照)、このメルマガをどんなものにしたいのか/するべきかをここ2〜3週間ほどずっと考えて来た。
ブログを補足する形で、単にブログに書きにくいこと/書けないことを書く、というのも一つの方向だが、それだけで「有料メルマガ」のおもてなしとするのは、どうも間違っているような気がするのだ。もちろん、マイクロソフト時代の社内での争いの話とか、PhotoShareがなぜビジネスとして成功しなかったか、などの「ここでしか書けない話」というのは読者を引きつけるという面では効果的かも知れないが、それだけに頼った紙面作りでは「ゴシップ紙」のようになってしまう。
やはり「私にしか書けない」もので、かつ「読者にとってお金を払ってでも読む価値のあるもの」を書いていかなければ、継続して読んでいただく事はできないし、ビジネスとしても成り立たないと思う。
そこで、自分自身にとことん問いかけた結果たどりついた答えが「エンジニアのための経営学ゼミ」である。
ここでも何度も書いて来たが、日本のエンジニアの境遇は米国のそれと比べて悪すぎる。新3K(「きつい」「帰れない」「給料が安い」)と揶揄されるIT産業。ITゼネコンの下で苦しむ下請け企業や派遣労働者。プログラムを自分で書かずに仕様書ばかり書いているエンジニア。
簡単に解決できる問題ではないが、まずは当事者である若いエンジニアの人たちに、今の状況を作り出している日本の会社経営のさまざまな問題点をちゃんと理解してもらい、その上で「今の会社を一歩出たら使い物にならない会社人間」にならずに、自分のキャリアパスを描けるようになるには今何をすべきか、ということを考える機会を持ってもらいたいと思う。
それも、日本の大学での授業のように私が一方的に話すのではなく、読者から何らかの形でインプットをいただき、それを最大限に活用した「対話形式のゼミ」にして行きたいと思う。経済学部の教授の授業とはひと味もふた味も違うものにできると思う。
そこで、いきなりで申し訳ないが、メルマガの読者を対象に小論文を募集する。「私のキャリアパス」というタイトルで、自分が将来のキャリアとして考えていること、期待していること、悩み、困っている事、質問、などを400字〜800字程度で書いていただきたい。8月16日(火曜日)にはメルマガの第一号がとどくと思うので、そのメールアドレスに返信する形でお願いする(添付ではなく、メールの本文として書いていただきたい)。締め切りは8月末。
ちなみに、提出していただいた小論文だが、その一部をメルマガやブログで私のコメントを添えて引用する予定なのでご了承いただきたい。個人が特定できるような部分の引用は避けるようにするつもりだが、どうしても心配な場合は「引用されても大丈夫」なように書くことをお勧めする。
PhotoShareについては、もう答えがでているのでしょうか。
iOS4への対応を見て、iOS5ではどうなるんだろうと心配しています。
エンジニアとしての誠意は?
今のままで、「エンジニアのための経営学ゼミ」というのはおかしいと思います。
PhotoShareをどうされる予定なのか、有料版ユーザーをどうするのか、このブログで正式にご回答ください。
お願いします。
Posted by: Nashville | 2011.08.15 at 07:31