原子力安全保安院の本音
「強制避難区域」はどこまで広げるべきか?

311が終止符を打った「反原発=左翼」の図式

日本では、3月11日を境に色々なものが大きく変わったが、そのうちの一つが「反原発=感情的な共産主義」「原発推進=理性的・合理的な経済発展重視主義」という図式。

そもそもなぜそんな図式ができてしまったのかというだけで一冊の本が書けそうな話だが、冷戦時代の「反核=反米=新ソ=共産主義」という図式が根底にあることは確か。それゆえに「反原発派」の人たちの発言に真剣に耳を傾けて来なかった私のような人間がいるのも事実。

しかし、3月11日を境にちゃんと勉強してみると、「理性的・合理的」だったはずの原発中心のエネルギー政策が、実は欠陥だらけだったことが次第に明らかになり、「理性的・合理的に考えれば考えるほど原発には賛成できない」となったわけである(参照)。

その意味では、3月11日以前から自民党の中で使用済み核燃料の問題を正しく指摘していた河野太郎は高く評価している(参照)。6月15日の東洋経済にインタビュー記事が出ているので、一読をお勧めする(参照)。

河野太郎の指摘する通り、核のリサイクルはすでに現実的ではなく、ウランもどのみち70〜80年で使い切ってしまう。そう考えれば、化石燃料がまだ十分にある今のうちに再生可能エネルギーに積極的に投資をし、30年〜40年かかっても良いから原子力や化石燃料に頼らずにやっていける技術力とインフラを整えることが日本の中長期的な経済発展にとってベストなのは明らか。

世の中には、福島第一での事故を見た後でも「再生可能エネルギーのコストが十分に下がるまでどうせ俺は生きてはいない。リスクのある原発は補助金を付けて過疎地に押しつけ、使用済み核燃料の問題は後の世代に任せて、とりあえずは電気をふんだんに使いたい」と考える逃げ切りメンタリティの人がまだいるようだが、膨大な量の使用済み核燃料と放射能汚染された土地を押し付けられる次の世代にとってはとんだ迷惑だ。

 

Comments

通りすがり

あなたは3.11まで寝ていたのでしょうか? 何の問題意識もなかったのかと呆れます。
過去プルサーマル問題が報道される中で核燃料サイクルの破綻は何度も解説されてきました。最終処分場も候補地がたびたびニュースになりました。サイクルどころかあちこちに綻びがあったのは明白な事実です。しかしそれを持って即座に原発放棄とは考えていません。
3.11が明らかにしたのは原発の安全性、緊急時対応に重大な瑕疵や不備があったこと。原発と核燃料サイクルの問題は3.11以前から変わりありません。解決すべき課題であり、放棄では済まない。
河野太郎氏も核燃料サイクル推進に反対していますが、原発放棄は主張していませんよ。

柳生大佐

「これで理系か?」と疑われる中島氏の単細胞一直線の記事・・・
縦横斜めとあらゆる方向から検証するのが理系じゃなかったの?
 
>中島さん
原発推進の左翼政党・団体なんてどこにあるの?
あったら教えて!
 
池田教授も
「中核派は原発運動を破壊活動として利用している」
http://twitter.com/#!/ikedanob/status/98795875291234304
・・と言ってるよ。

私も通りすがり

>通りすがり
右の論壇というのはそんなもんでしたよ。私自身もそうでしたからよく分かります。
反原発といえば左翼であり、聞く耳を持つ必要なんてないと思ってた。
ひとえに知的誠実さがなかったと反省しています。

ブログ主さんも
>真剣に耳を傾けて来なかった私のような人間がいるのも事実。
と書いてあるではありませんか。

未だに右の論壇では、仲間を説得するのに反原発=左翼に落ちるぞ!
という論法が使われていたりします。このエントリーはそれに対する牽制なんでしょう。

となりのプルト君

こんな記事みつけました。

右からの脱原発デモ“非常時にイデオロギーは要らない”
http://tanakaryusaku.jp/2011/07/0002708

柳生大佐

ははははははは・・・・
 
鈴木邦男も針谷大輔も「左翼」ですよ。
 
>鈴木邦男
文化放送「夕焼け寺ちゃん活動中」で左翼的言説を吹聴する「エセ右翼」でしょう・・・
http://www.joqr.co.jp/tera/
”本当の右翼”なら文化放送なんかに出演できませんよ。
何が「右翼」なんですか?
日本の保守派・右翼の鼻つまみですよ。
あんな男は・・・・
 
鈴木邦男は左翼の「九条の会」でも講演しています。
http://www.bukkyo-times.co.jp/14c2d6fa32632f.html
 
左翼に好かれる売国奴のどこが右翼なのですか?
左翼に嫌われてこそ「本当の右翼・保守」ではないでしょうか!

さらに通りすがり

なんか酷い、失礼なコメントをされる方がいますね。
ブログの文章よく読んでからコメントされてはどうでしょうか?

>原発推進の左翼政党・団体なんてどこにあるの?

どこをどう読むとこういう質問が出るんでしょうか。

:もはや 反原発 → 左翼 という図式は成り立たない

と言っているのであって

:左翼 → 反原発 ではなくなった

なんて話は一切書いてませんし、論旨の流れとも関係ないですよね。
よく読んでみましょうよ。

ib

全体的な論旨については同意ですが、
一読者として、用語の混乱について指摘させていただければと思います。

政治学の用語では、
左翼=合理的・計画的、右翼=ロマン主義的、自然主義的です。

たとえば、合理的に経済を設計して回そうというのが
左翼的な福祉国家であり、
これが極端になると悪名高き共産主義的な計画経済になります。
一方、なるがままさにまかせれば良い、格差は格差で良いじゃないかというのが、
右翼ということになります。

原発の安全性に関して言うと、合理的判断に基づいて廃止しようというのが左翼的脱原発です。
一方、「とりあえずうまく言っているんだから良いじゃないか、
悪いことには目をつぶろうよ」という発想と、
経済に関する自然主義(市場経済重視)と組み合わさっているのが、
右翼の原発推進。
日本における原発問題はこのような図式で議論されてきたといえるでしょう。

たしかに、「右派」は、市場経済重視と相性が良く、そこから「経済合理性」という
用語と結びつきやすいのですが、
本来の右翼-左翼という言葉の意味からすると「合理性」と結びつくのは左翼です。

ただ、逆の結びつきありえます。
原発のリスクを合理的・科学的に計算しつくして運用しようというのが、
左翼的な原発推進(旧ソ連)であり、
いくら合理的・科学的に計算したつもりでも、
官僚組織の限界から安全性を確保できないことが
示されたのがチェルノブイリと言えます。
一方、国への愛着とか郷土性をベースに原発に反対するのが、
右翼的な原発反対。

そういう意味からすると、日本の原発の問題は、
左翼的な官僚組織の機能不全という問題、
つまり、原発ような巨大なシステムを人間が合理的に動かそうとしても、
癒着や怠惰によって結局はうまくいかなくなるという、まさに旧ソ連と同じ問題と、
一方で、とりあえずうまく言っているから良いじゃないかという
右翼的な楽観性の問題の両方を含んでいるのです。

つまり、本来、原発推進-反対と右翼-左翼は独立。
これに関しては良いのですが、
原発推進=右翼的な合理性と言うのはちょっと混乱を招く表現ではないかと思います。

柳生大佐

>反原発=左翼
なんでしょう?
 
それは確実なんでしょう?
では
それが真実じゃないですか!
 
だからねぇ・・・
左翼国家(北朝鮮・中国)=核兵器保有&原発は絶対に廃止しない!
・・・とどう整合性があるのか?
ということなんですよ。
日本の左翼の皆さん。
え?
 
正直に誠実にお答えください。

柳生大佐

>「反原発=左翼」の図式
が”終止符を打っていない”ということですね。

柳生大佐

>ibさん
勝手に左翼的論法で保守・右翼を定義しないでください!

保守である私はこう考えます。
「金融日記」大金持ちや成功した人がなぜ社会主義者になるのか(藤沢数希)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51714833.html
 
つまり左翼とは
合理主義でもロマン主義でもなくて・・・
「単に封建主義(カースト制)を目指している」
だけなのです。
プログラマーの成功者:中島聡さんも同じくね・・・

さらに通りすがり


>ib さん
背景理解が進みました。有り難うございます。


>柳生大佐さん
皮肉では無く言いますが、
そちらのコメントが、このエントリーの論旨とどう関係するのか
まったく分かりません。
ここで書くべき事でしょうか?

ここで書かれている論旨は、左翼の定義についてではないと思います。
反原発(の人)の範囲や、その定義づけの「図式」についてですよね。

左翼の定義にこだわりをお持ちと言うことは分かりましたが、
エントリーに関わる範囲以上のコメントは、他所で展開されては
いかがでしょうか。

タイトルは、
「反原発=左翼」の図式 であって、
「左翼=反原発」の図式 ではありません。

(数学的な意味としては左右を入れ替えても等価かもしれませんが、
慣習的には 「脱原発 → 左翼」の図式、と読めると思います。
ブログの本文も、その前提で書かれていると私は理解します。

もし、そう読まずに「左翼 → 脱原発」と理解されたのであれば、
これらのコメントを書き始められた理由についてのみは理解できますが。

※ブログ主さんが「=(等号)」を用いたのは混乱を招く表現だということでしょうか

Mary-Jane

私には、両派の違いは、「見えざる神の手」(市場原理主義)対「見える神の手」(大災害)に
対する感受性のような気がしてます。 「見えざる神の手」を信奉してきた人たちも、
「見える神の手」を前に、合理性の算術を再計算すべきだと思います。

イギリス(スコットランド)発の学派には、日本のような特殊な災害係数が欠落しているのでは
ないでしょうか?

左派と云うより「感性柔軟派」でしょう。

おさるさん

ブログ主さんが言いたいのは,反原発や脱原発に右も左もないですよ,ということですから,右はどうだ左はこうだという上の方の議論自体が無駄ですよということだと思います.重要なのは,右も左も関係なく,日本国民の大多数が脱原発の方向にベクトルが向いているという事実です.右だ左だと言って国民を分断しようとするのではなく,日本国民が一丸となって原発をなくす方向に政治を動かすことだと思います.

kannpin

まだ信夫に教授つけてる人いるんですね。僕も長年信者だったけど いまはただのネットチンピラですね。

pgbnex

ネトウヨの人って左翼って単語があるだけで吸い寄せられるように脊髄反射するんだな。
ちょっと感動。
汚い声でギャーギャー騒いでるプロ市民以下だね。

柏崎原発の近くに住む住人

柏崎が、過疎地ねぇ。


差別発言だなぁ。


柏崎近くだけで、柏崎の住民ではないが。

souheki


書かれている殆どは共感するところ大であるが故に、毎回読ませて頂いています。
しかし、今回だけはピントが外れているような気がします。

フランスは右も左も「原発推進」です。
ドイツには共産党がなく、原発問題とイデオロギーの問題は別個になっています。
日本(だけ)の不幸は、原発問題にイデオロギーが「何故か」持ち込まれたので、左翼思想から距離をおきたいフツーの市民が原発に無関心になってしまっていたことなのではないでしょうか。
イデオロギーの問題に絡めとられてしまっては、本来進むべき道筋が見えなくなってしまう気がします。

もし良ければ拙エントリーをお読みください。
http://d.hatena.ne.jp/souheki1009/20110506/p1

柳生大佐

私のコメントに対して”汚い声でギャーギャー騒いでるプロ市民以下”の方が多いですね。
 
左翼に対して「社会封建主義」と喝破したのは30年も40年も前のことですよ。
だって・・・
今でも金親子の独裁国家:北朝鮮を見れば 誰でも「社会主義は封建主義」と分かるんじゃないでしょうか。
 
自分の意見をぜんぜん述べない者が私に対して「自分の頭で考えることをしない」などとは片腹痛いですね。
 
「ネットチンピラ」って中島聡さんのことでしょう?
 
 
要は
中国東トルキスタン(新彊ウイグル自治区)では
「中国が新彊ウイグル自治区で行った核実験は、1964年から96年まで、延べ46回に及び、総爆発出力は20メガトン(広島原爆の1250倍)。死者19万人以上、129万人以上の被爆者に奇形や白血病、がんなどが多発したと推定される」
http://blog.livedoor.jp/far_east_news/archives/541352.html
という事実に目をそむけるべきではない!
・・・ということ。
 
これは「共産党の犯罪」であり
日本共産党の「平和主義 反核 反原発」がいかに嘘かということ。
日本では左翼と日本共産党が平和運動と今回の反原発運動を扇動しているが、それがいかに危険かということ。
 
日本が核兵器と原子力技術を失えば
喜んで核兵器を持って中国と北朝鮮が日本にやってくるということ。
まぁ・・・そうなれば
沖縄あたりが「中国軍の核兵器実験場」となるだろうね・・・

ib

> 勝手に左翼的論法で保守・右翼を定義しないでください!

他の方も言われているように、
あなたのコメントは本文とあまり関係ないものが多いのではないかと思いますが、
これだけはあまりにも事実と反するので返答させてください。

どうも、柳生さんは「合理的」であることが素晴らしいことだと考えているので、
左翼=合理的というのに納得できないようですが、
ちょっと誤解されています。
この意味での合理的というのは、
「人間の力で世界が設計でき、それによってうまく回ると考えてしまう」ということです。
これが経済に適用されれば計画経済になり、
思想や倫理に適用されれば、言論統制になり、
リスクに適用されれば、国家が国民のリスクを判断するという発想になります。

これに対し、右翼の根本的な思想としては、
こうした人知の及ばないものを重視するということがあります。
一見して自由な経済活動が全体として最適化されていくとか、
一見して低俗に見える言論が、全体として良い言論活動をもたらすという発想は右翼的です。
右翼思想と宗教的なものが結びつきやすいのも、
こういう背景があります。

ただ、実際にはこんなに単純ではないのは言うまでもありません。
「人権と自由」という原理原則を社会のさまざまなものに適用しようというのは
左翼的合理性、原理原則主義と言えるでしょう。
官僚主義は直接的には左翼的ですが、
現在の官僚制度でうまくいっているのだから、
多少問題があっても現状維持でいこうというのは右翼的です。
こうして、実際の政策に当てはめたときに、右翼-左翼の違いはあいまいなのですが、
それでも、原則的な部分では、右翼-左翼のよりどころがあるわけです。

さて、以上の右翼、左翼の定義は一般的な議論ですが、
私自身はこの意味で言うと比較的右よりの立場です。
合理的な設計(正確に言うと、一見して合理的に見える設計)によって
社会がうまく回るというのは間違いで、
そうした設計の外側をデザインしないといけないと考えているからです。
原発に関して言うと、合理的に設計しようとしたって
官僚主義に陥ってうまくいかなくなるに決まっている。
そうではなく、完全に合理的な運用は不可能だという前提に立って、
原発を運用、評価することが必要だと考えているからです。

つまり、左翼=合理的と言ったときの合理的というのは、
右翼から見ると、「人間が合理的と思っている間違った考え」ということになります。
ソ連の計画経済の失敗を思い起こしていただけると分かりやすいと思います。

ちなみに、左翼的な立場は、突き詰めると、一見して非合理的に見えることも、
さらにその一段外側に立って設計してやらないといけないということも含めた合理性です。
たとえば、市場経済がうまくまわるように、独占禁止法を強化したり
言論の自由が保たれるように、メディアの資本規制を行ったりするというのは、
左翼の立場から説明することができます。
(もちろん、右翼は別の立場から説明するでしょうが…)

ここで、左翼的合理性の外側の、右翼的非合理性の外側の、左翼的合理性の…という
無限後退が見られます。
要するに、特定の政策を見たとき、それなりにこじつければ、
左翼の立場からも右翼の立場からも支持できるわけで、
だからこそ、左翼-右翼の対立なんて意味ないよね…って話にもなるんですけどね。

> つまり左翼とは
> 合理主義でもロマン主義でもなくて・・・
> 「単に封建主義(カースト制)を目指している」
> だけなのです。

ここまでの話で分かっていただけたと思いますが、
合理主義というのは、封建主義や官僚主義の別の表現です。
柳生さんもご存知の通り、
左翼的合理主義に批判的な人は、
「左翼的合理主義は官僚的封建制に陥る運命にある」と批判するわけですが、
「合理主義ではなくて…」という部分は必要ないと思います。
官僚制がうまく回るとうい発想自体が合理主義的な間違いなのですから。

ちなみに、原発のような技術的問題に関しては、
何らかの意味で合理的設計が不可欠なわけです。
合理的設計を行うのは、実際には官僚的組織
(ここで官僚的という言葉は国家公務員だけを出すわけではない)にほかなりません。
だから、左翼的合理性=官僚主義を手放しに批判してしまうと、
原発の問題は議論できないと思います。
要するに、原発の問題に、左翼-右翼の対立を持ち込んでも、
意味のある議論はできないということです。

柳生大佐

>ibさん
合理的とは「理屈に合っていること」ですから
どこが素晴らしくないのでしょうか?
しかし
左翼に合理的なものは一切ありません!
 
なぜなら
「努力する者が報われる社会」は「資本主義」以外に無いからです。
社会主義では
いくら努力しても怠け者と同賃金なのですから”合理的”であり得るはずがありません。
 
また左翼はよく
「利他主義」をモットーにしていますが これは
「他人に奉仕せよ」という意味ですが
「オレがお前に奉仕するのだから・・・・
お前もオレに奉仕せよ!」となって初めて合理的になるのですから
これは「奴隷になれ!」と言うことと同じです。
ゆえにこれも結局は”合理的”にはなりません。
 
「市場原理主義者」は
自分が高い評価を受けたとしても、自分がコントロールできない市場での自分の評価なのですから
それは”偶然の産物”に過ぎないと考えます。
ゆえに
”貧乏人であることも偶然”の結果に過ぎません。
だから
「保守はリベラルよりも幸福で勤勉」
http://komoriy.iza.ne.jp/blog/entry/602684/
で不運な他人にも多くの寄付ができるのです。
ほら!
こちら(保守)の方が合理的でしょう?
 
アメリカの保守派の重鎮アイン・ランド女史は
「利己主義という気概」ビジネス社
http://www.amazon.co.jp/%E5%88%A9%E5%B7%B1%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%B0%97%E6%A6%82%E3%83%BC%E3%82%A8%E3%82%B4%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%A0%E3%82%92%E7%A9%8D%E6%A5%B5%E7%9A%84%E3%81%AB%E8%82%AF%E5%AE%9A%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%BC-%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89/dp/4828414665/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1312472972&sr=1-1
という著書の中で
「利己主義は合理的であるのみならず
他人の利己主義をも尊重するから
気概ある高貴な利己主義となる」
と言っています。
ほら!
このほうが本当の合理主義でしょう?
 
現在の官僚制の現状維持なんてまったく反対ですよ!
官僚には「家産官僚」と「依法官僚」とがあって
家産官僚:君主や貴族の執事として発達したから君主などが解雇できる
依法官僚:法に従って動くから法律で解雇できる
のが原則です。
ところが日本の官僚は
解雇できる法律がないのですから・・・官僚が王様になってしまうのです。
ゆえに
官僚を解雇できれば、官僚制はうまく回ります。当然ながら・・・
原発も合理的に設計すれば官僚主義であろうとうまく回ると思いますよ。
官僚が運転しようと 私が運転しようと
日本の自家用車ならちゃんと高速道路を走りますからね・・・
 
保守のモットー「小さな政府」とは
「夜警国家」のことです。「無政府主義」ではありません。

通りすがり

まだ幼き次の世代は、どうにも扱いづらい代物を大量に置き去りにして先にいなくなる我々を、将来どう振り返るのでしょう。
我々がやるべきことは、次の世代が背負う荷物を少しでも軽くして可能性を残してあげるにはどうするべきかを一人一人が考え、行動に移すことではないでしょうか。
それは少なくとも、ここに必死に何の進展にもならない自分の主義主張をコメントとして書き込むことではなく、自分たちの日常生活に目を向けて具体的に行動の選択を始めることが我々のやるべきことではないですか。

柳生大佐

ははははあはは・・・・大笑い!
 
「日本人は空気で動く民族」
(周りを見て自分の行動を決める)
なのである。
”具体的な行動の選択”などできるはずがない。
 
まずは
世界標準の左翼 保守 合理主義 官僚制・・・
などの定義から始めなければ
それは
「海図なき航海」
となるであろう。

バカは死んでもバカなのだからね・・・

aaa

他でやってください。
やはりこういう輩はスルーがいいんでしょうね。

ここで話すべきことなのか、相手がどう語ってているか、
ということに全く興味をお持ちではないようなので。
言葉尻だけを捉えて引用だらけのコピペ自説を展開するだけですから。

柳生大佐

aaaなどと不真面目なHNなど論外である。
 
そもそも
「ソースを出せ!」と言われたから
引用しただけ・・・
 
「引用」など中島氏もやってる。
”参照”だけで3つもあるぜ!この記事だけで・・・

ib

あなたには、まともに議論する知性がないということだけは分かりました。

私が合理主義という言葉をある種の皮肉として使っているのに、
「そんなもの合理的じゃない」って
ぜんぜん話がかみ合っていませんよね。
そりゃあなたの言うとおりですよ。
左翼が合理的だなんて言ってなくて、むしろ反対のことを言っているのに、
その文脈すら理解できない愚かさ。
付き合ってられません。

柳生大佐

>ibさん
 
あなたは
>「合理主義ではなくて…」という部分は必要ないと思います。
官僚制がうまく回るとうい発想自体が合理主義的な間違いなのですから。
・・・とちゃんと言っていますよ。 

↑私はこれを全部否定してるのですから
あなたの文脈は全部理解しております。
 
合理主義を否定したら、何事も検証できなくなります。
ゆえに
合理主義を皮肉として使うなどおよそ理性ある誠実な人間とは認められませんね。

柳生大佐

>ibさん
 
あなたは
>「合理主義ではなくて…」という部分は必要ないと思います。
官僚制がうまく回るとうい発想自体が合理主義的な間違いなのですから。
・・・と ちゃんと言っていますよ。
 
私はこれに全面的に反論しているのですから
私はあなたの文脈をちゃんと理解しております。
 
官僚制がうまく回っていないのは日本だけであって
欧米各国では特に不都合は報告されていませんから・・・
そうでしょう?

柳生大佐

中島!
オレのコメント削除するな!

柳生大佐

まともでないのはお前のほうだろ?

嘉十郎

せめて、どの再生可能エネルギー源のどのような技術的課題が克服されれば
発電コストが補助金なしで商用ベースに乗るのか、
数十年後に我々が目指す電力ベストミックスとはいかようなものか、
具体的な目標を提示していただけないものでしょうか。

今までに中島さんがレファレンスとして示されたことがあるのは、
経済学的な市場予測モデルに基づく研究だけです。
引用元のポジショントークとしての側面にはひとまず目をつぶるとしても、
具体的な技術目標に対する成算もなく、ただ資金投入で採算が取れるようになる
と言われても、国家の根幹に関わる賭けに乗れるものではありません。

たしかに原発の運営や監視体制に関しては、
組織や指揮系統に関しては徹底的に大鉈を揮う必要があります。
しかし「原子力発電」という技術自体に関しては、
電源や冷却系の冗長化や防潮堤防の建設で、今回程度の災害には、
今後、技術的に十分に対応できるように思いますが、違いますか。
もちろん、今度は数万年に一度の規模の津波がとか、隕石がとか、
ありとあらゆる可能性に対して事故の可能性をゼロと言い切ることはできません。
しかし、だから原発は危ない、すぐにでも止めなければならないというのは、
「雷に打たれたら大変だから仕事に行かない」と言っているのと変わらない。

実際に核燃料サイクル計画は破綻しており、放射性廃棄物の処理は困難な課題ですが、
先般のモンゴルとの協定により、ある程度の目途はついている。
いずれにせよ濃縮して保持してしまっている核燃料は、
消費して放射能を減じないことには、埋めることも出来ず、
福島第一四号機の燃料プールと同じように冷やし続けなければならない。

現状の脱原発に向かう議論は極から極へと振れ過ぎている。
長期的には脱していくべきですし、不合理な癒着体質や利権構造は糺されなければなりませんが、
長年に渡って国同士がしのぎを削りながら経験的に最適化を試みて来た現状の電力ベストミックスが、
アイデアや決断一つで大きく改善出来るとは、民主党のバラ色だったマニフェスト同様に、そう容易に信じられる話ではない。
それはもっと柔軟に慎重に、地道に積み上げながら模索してゆくべき道です。

経済が致命的に悪化した五年後は、放射性廃棄物が埋まっている数十年後よりも、
次世代にとって遥かに重大で切迫した苦痛であろうと、私は思います。
中長期的ビジョンを強調するあまり、短期的な計算が不足し過ぎている。
その意味で中島さんが菅首相に提案している道は余りにも拙速に過ぎると感じます。

柳生大佐

「空気を読め」
ということですかな?

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