言語・ローカルビジネスに対応した Siri の実力
2011.10.15
日本にもすでに iPhone 4S を入手した人は沢山いると思うが、日本語のSiriは来年まで待たなければならないそうだ。そこで今日は、その時になればどんなことが実現されるのかの予告編として、米国(シアトル)での使い心地を電話帳を中心に実例で示してみる。
まずは、"Japanese Restaurant(日本食レストラン)" と言ってみる。
近いところにある日本食レストランを教えてくれる。レストランを選んでタップすると、地図上にレストランが表示され、そこから道順を調べたり、電話をかけることができる。
つぎに、"Call Japanese restraunt (日本食レストランに電話して)"と言ってみる。
同じく近くのレストランが表示されるが(なぜリストが異なるかは不明)、今度はレストラン名をタップすると、地図には飛ばずに、直接電話してくれる。とても便利だ。
そこで "Direction to Japanese restaurant (日本食レストランまでの道順)"と言ってみると。
となり、レストラン名をタップすると、現時点からの道順を表示してくれる。
ためしに "Good Japanese restaurant" と言ってみる。
ちゃんと評価順に並べてくれる(評価のソースはどこだろう?)。
そこで今度は、いきなりレストラン名を指定してみる。
2ステップになるが、ちゃんと電話できる。
iPhone上の電話帳の名前を言った場合は、そちらを優先してくれる。
場所を指定してレストランを探すこともできる。
ビジネス名ではなく、ニーズを言ったらどうなるか試すために "My back hurts (背中が痛い)"と言ってみる。
カイロプラクターのリストを教えてくれる。では、"I have a fever (熱がある)"と言ってみる。
それだけかい!
単に言語対応するだけでなく、ユーザーのニーズを認識して適切なサーチに変換する部分のデータベース(熱がある→内科医院のリスト)なども充実させて行く必要もあるので簡単な話ではないと思うが、まだまだ進化の余地があるサービスである。
ちなみに、この部分はGoogleのコアビジネスとがっぷり重なるので、これにGoogleがどう対抗して来るかが楽しみ。これまでこの市場はGoogleのほぼ独占状態だったことを考えれば、競争が生まれることは消費者としては好ましい限りではある。
広告ビジネスで儲けなければいけない(つまり、広告費を払ってくたクライアントを優先して表示したい)Googleと、デバイスで十分に利益を上げているので無理に広告で収益をあげなくても良いAppleとでは、ビジネスモデルからして違うので、そこが「おもてなし」という面でどんな違いが出て来るかがとても興味深い。

最後のオチに笑ってしまいましたが、日本語版が楽しみですね。日本語って主語を省略する事が多いからその辺をどう対応してくるのか。
googleとのビジネスモデルの話は非常に興味深いです。広告に依存するというのはある面、怖い気がしますね。
Posted by: ステゴザウルス | 2011.10.16 at 04:12
残念ながら現時点でローカルビジネス対応はUSだけなんですよ(イギリス在住)
Posted by: eakas | 2011.10.16 at 04:46
「おもてなし」に関してなんですが、一つ前の記事にコメントをしても
表示されないのは、このシステム上の問題なんでしょうか?
コメントの連投を禁止されているとかの運用上の問題なのでしょうか?
なんか、このブログのファンとしては悲しいモノがあります。
Posted by: yumeno_tocyu | 2011.10.16 at 18:44
最後の落ちについてですが、アメリカではかかりつけ医が保険の都合で決まっているため選択の余地がない、という話を聞いたことがあります(本当か判りませんが)。なので検索できない(するまでもない)のかなぁ、と思いました。「連絡先」に“主治医”みたいな情報が入れられればできそうですけどね。
こういった、様々な制度・慣習の有無に応じたローカライズがどうなる(なっている)のかが興味深いです。
Posted by: yohei | 2011.10.17 at 09:56