メルマガ「週刊 Life is Beautiful」の今週号の配信準備ができたので、下に簡単に内容を紹介する。
ちなみに、バックナンバーの購入ページが分かりにくいというご指摘をいただいたので、運営会社のまぐまぐと協力して改善したいと思う。それまでの間のつなぎとして、ブログに紹介記事をひとまとめにしたページを作っておいたので、そちらを参照いただきたい。
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時事トピック
iPhoneが加速する通信革命(8)
AppleがiPhoneを発表したMac Worldは、ちょうどコンシューマ・エレクトロニクス業界の最大のカンファレンスであるCESと同じ時期(2007年1月9日)に開催された。私自信は仕事仲間と一緒に CES に出席するためにラスベガスに行っていたのだが、 Mac World に参加するために途中からサンフランシスコに飛んだ...実は Apple が携帯電話を発表するらしいという裏情報をあるところから入手していたのだ...
エンジニアのための経営学
Discount Cash Flow と Net Present Value(4)
MBA取得者が Net Present Value(NPV) と同様に良く使うのが Internal Rate of Return (IRR)。あるキャッシュフローがあった時に、そのNPVをゼロにする discount rate のことを言う...
ブログには書けない話・書かない話
私が Internet Explorer の開発に関った理由: その3
...そんな Windowsチームに属している私が、これまでの Windows のアーキテクチャを否定し、世の中のWindowsマシンすべてで HTTP サーバーを走らせることにより、パソコンすべてをインターネット・ノード化する、という過激な提案をしてきたので、Brad も驚いたのだろう...
読者からの質問コーナー
今週は、情報系の学科の大学1年という読者の方からの以下のような質問に答えてみます。
大学生活を半年ほど経験してみての感想なのですが、大学に通っていても将来役に立つスキルがあまりつかないのではないかと思いました。春学期にやった数学の講義で『線形代数』などを学びましたが、これを将来使うのか。使うときが来たとしても、その時には忘れていて再度勉強することになるのではないか。また、私が通っている大学の先輩を見ても大抵の人はプログラミングもほとんど出来ないような方ばかりに見えます。皆ほとんどコードも書けないまま卒業して、就職してから学ぶ人もおおいと聞いています。私は将来、アプリ・ソフトウェア開発や起業をするつもりです。なので、大学に行くよりも実際にアプリ開発などをやり、勉強したいところはiTunesUで講義を聞く。といった道の方が良いのかなと思ってしまいます。もちろん、大学に行くことによって友達や人脈が増えるといった良い面もあります。
以上が、私が半年間大学に通っての感想なのですが中島さんが大学に行かれての感想を聞きたいです。(良点・悪点、やっておけばよかったことなど)また、中島さんが今、私と同い年であれば大学に通いますでしょうか?iTunes Uや MITのオープンコースウェアがある今、高い学費を払って大学に通うより、その資金を使ってシリコンバレーに行って学んだ方が有益ではないかとも思うので、そのような提案があれば聞きたいです。
とても良い質問だと思います。私自身が現時点で学生だったら、同じようなことを考えたのではないかと思います。しかし、今は少し世の中のことも分かって来たので、多少の助言は出来ると思います...