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AppleとSonyの一番の違い

私のメルマガ「週刊 Life is Beautiful」への質問にソニーの復活に関するものが多いので、来週あたりにまとめて答えようと思うが、それに関連して、興味深いブログエントリーを見つけたので紹介する。

coffee time: market share vs. profit" というもので、スマートフォンのマーケット・シェアではAndroidに大きく抜かれたAppleも、売り上げベースだと肩を並べるぐらいで、利益ベースだとAppleが圧倒的に強い、という話だ。

そこに出ている、AppleとSamsungの米国向けの携帯電話のラインナップの写真が、両社の違いを際立たせているので、下に貼付けておく。これはAppleとSonyにも共通する話で、これと同じ様に、Appleとソニーのコンシューマー・エレクトロニクス全商品のラインナップを並べたらものすごい違いになる。

Apple

Samsung



放射性物質の風が吹くと「えせ科学屋」が儲かる

  1. 原発事故が起こり、大気中に放出された放射性物質が風にのって広範囲に広がる
  2. 政府が事故の影響を最小限に見せようとし、「もう人が住めない地域」があることを素直に認めない
  3. 御用学者が科学的に根拠のないことを言い始める(100ミリシーベルト以下の被曝では健康に影響はない。プルトニウムは飲んでも大丈夫、など)
  4. 国民が政府と科学者の言う事を信頼しなくなる
  5. 地域住民が自主的に除染をしようとするが、通常の除染方法はコストも時間もかかる
  6. そこに「撒くだけで除染ができる」魔法のようなEM菌を売る業者があらわれる
  7. 科学者は、EM菌の除染効果は疑わしく、科学的根拠もないと主張する
  8. 科学者すらも信じられなくなった住民は藁にもすがる気持ちでEM菌を買う

ちなみに、EM菌とは、自然農法のための土壌改良用に開発された微生物群のこと(Effective Microorganisms=有用微生物群)。土壌改良に関してはそれなりの効果がある可能性も否定できないが(この部分に関しても疑問を投げかける科学者がいる)、放射性物質の除去に関しては、まったく科学的根拠はないので騙されてはいけない。典型的な「エセ科学」である。

そもそも、放射性物質は「物理的な除去」が唯一の除去方法で、放射性物質を消化して安全な物質に変える微生物も、放射性物質から放射される放射能で光合成をして無害化する微生物も存在しないので、甘い言葉に騙されてはいけない。

除染のためには、高圧洗浄機で洗い流す(放射性物質は下水や川へ移動する)、表土を引きはがす(引きはがした表土はどこかへ持って行く必要がある)、ひまわりなどの植物を使って吸い上げる(育った植物はどこかへ持って行く必要がある上に、除染効果には疑問の声もあり)などの「物理的な放射性物質の除去」が必要である。

EM菌がどんな力を持っていようと、最終的に放射性物質を水や土や植物と一緒に「運び出す、洗い流す」という作業がともなわない限り、放射性物質の除去は出来ないし、安心して作物を育てられる土地にはならない。もしそういう「物理的に運び出す」という作業なしに除染が出来ると主張する業者がいたら100%エセ科学だと思って間違いない。


ベジェ曲線の数と「達筆度」と

Untitled-2.pdfneu.Note+ 向けに曲線のスムージングのアルゴリズムを開発中。特に文字の場合、オリジナルの字形を崩さずにどこまで自動できれいなスムージングをかけられるかが勝負になる。

左の図で、一番左のものがオリジナル。iPad上に指で書いたものだが、手書き特有の「よれ」が見れる。それぞれのストロークは30〜40個のベジェ曲線から構成されている。

これに開発中のアルゴリズムを適用したものが真ん中のもの。隣接するベジェ曲線を組み合わせることにより、ベジェ曲線の数を減らしたもの。あまり減らしすぎると字形が崩れるので、そのバランスが難しい。結果としては、それぞれのストロークに含まれるベジェ曲線は6〜13個に減っている。「よれ」がなくなり、かなりきれいになった。

これをさらに手動で最適化したものが一番右のもの。各ストロークに含まれるベジェ曲線は3〜9だ。ここまで来ると、「達筆」と呼べる。

この場合、アプリを作っていて悩ましいのは、「どのくらいのスムージングをかけるべきか」と「どのタイミングでかけるべきか」。もちろん、ユーザーにとってもベストなのは「私が期待している通りのスムージングを自動でかける」なのだが、人によって、また、書いているものによっても「最適なスムージング」が異なるために簡単な話ではない。

一つの方法としては、スムージングをオプションとして提供した上で、ユーザー自身にさまざまなパラメターを設定させて自由にカスタマイズできるようにすること。この手のことをするとパワー・ユーザーは喜ぶのだが、アプリとしての複雑度が増して、普通の人たちにとって使いにくくなったりするので要注意である。

そのあたりの微調整を、プロトタイプを作っては壊し、作っては壊し、という過程を経ながら作り込んで行くのが私の開発スタイルだ。「仕様書をきちんと書いて、それを実装する」という開発スタイルが私の肌に合わないのは、こういった試行錯誤のプロセスそのものがもの作りの過程で必須だと私が感じているからである。

ちなみに、こんな作業をしながら思い出したのが、小学校の習字の授業で、先生が「思い切って書く事が何よりも大切」と繰り返し言っていたこと。思い切って書いた方が、ベジェ曲線の数が少ない、つまり「よれ」の少ないスムーズなストロークが書けるのだ。ということは、逆に、どのくらい少ないベジェ曲線で描かれたストロークが近似できるかを計算することで、「達筆度」を客観的に測定することが可能なのかも知れない。

 


iPhoneからもあっさり使える Google Music

Screenshot 2011.11.16 22.31.49Google Music が一般公開されたので、早速試してみた。ちょっとバグがあるようで、とりあえず二つのプレイリストの中の曲しかアップロード出来なかったが、一度アップロードが完了してしまうとブラウザーさえあればどのデバイスからも音楽を楽しめるのが秀作。

試しに iPhone のブラウザーからアクセスしてみたらそれなりに最適化されたUIが表示され、音楽を聴く事も十分できる(左の図)。それも、WiFiだけでなく、3G経由でも十分使えるので、それこそクラウド・ベースのミュージック・ライブラリーとして十分使えるレベルだ。これなら専用アプリは必要ない。

ただし、AirPlayはサポートしていないようなので、カー・オーディオにBluetoothで飛ばして聞くというのはできなさそうだ(もう少し調査・実権してみる)。

1アカウントあたり2万曲まで無料、それもストリーミングで聞き放題、というのはGoogleならではの力技。これではベンチャー企業では太刀打ちできない。

しかし、私の場合、基本的には音楽はCDかiTunesストアでしか買わないので、こんなユーザー向けに無料でこんなに気前の良いサービスを提供してしまって良いのだろうかと少し心配になる。


携帯型ゲーム市場の大幅シフトと据え置き型ゲーム市場の未来と

Flurryhandheld近いうちにApple がApple TV で据え置きゲーム市場に殴り込みをかける、という予想を以前このブログに書いたが(参照)、その前哨戦でもある携帯型ゲーム市場に関するレポートがPocket Gamer に書かれていたので紹介する。

Rise of iOS and Android halves Nintendo DS game revenue in US in 2 years」という記事だが、驚異的なのはゲーム・ソフトウェア市場がわずか3年の間にこれほどまでに大きくシフトしてしまったこと(左の表)。

ゲームの乱造でアタリと同じ道を歩むに違いないと批判する人もいたiOSとAndroid向けのゲームの市場だが、ついに、Sony PSPとNintendo DSを合わせたゲーム市場よりも大きくなってしまったのである。

この記事によると、2009年から今年に向けて、前者の市場は、$500 million, $800 million、$1.9 billion(ただし2011年は予想)と増えているのに対し、後者は、$2.2 billion, $1.6 billion、$1.4 billion と減る一方だ。

一見劣る商品が、その手軽さ・安さ故に、顧客の要望を超えて進化してしまった既存の商品をいつの間にか抜きさるという、典型的な「イノベーションのジレンマ」の道をたどったわけだが、据え置きゲーム市場においても「Apple TVのCPU/GPUなんて、最新のゲーム機のそれと比べたらはるかに非力」などと安心していると、同じようなことが起こりかねないので注意が必要だ。


「空気に支配される大人」にはならないで欲しい

「孫正義ソフトバンク社長が、経団連の理事会に出席し、経団連が一致して決議しようとした原発再稼働への賛成・推進に対して、反対し、執行部の姿勢を強く批判した」と報道されている(参照)。いかにも孫さんらしい行動だが、問題視すべきなのは、300社以上の出席者からは、孫社長の意見に対する反論も同調する意見もなかったという点。

経団連を牛耳る原発推進派の企業により「満場一致で原発再稼働に賛成する」という空気が作られるなか、その「空気作り」が許せなかった孫社長が真っ向から反対したが、残りの「空気が読める、空気に支配される大人たち」は黙ってしまったのである。

この状況は、学校で「いじめ」が起こった時に、一部のいじめっ子たちにより「あの子はいじめて良い」という空気が作られた時に他の生徒が黙認してしまう(そして、結果としていじめる側に回ってしまう)状況に似ている。そんな空気の中で「こんないじめは良くないよ」と発言するのには勇気が必要だ。

とても残念なのは、300人以上の経営者クラスの社会人が集まりながらも、「孫さんの言う事も一理ある。私も闇雲に原発の再稼働を容認するというのは間違いだと思う」と発言する勇気のある人が一人もいなかったということ。楽天がまだ経団連から脱退していなかったら少しは状況が変わっていたかも知れないと思うと少し残念である。

このブログを読んでいる若い人たちにお願いしたいのは、こんな状況に自分自身が置かれた時に、勇気を持って自分の意見をどうどうと主張できる人になって欲しいという事。「長い物には巻かれろ」「出る杭は打たれる」と他人の顔色ばかりうかがいながら生きる大人だらけの世の中に進歩はない。

一つだけ忘れて欲しくないのは、日本のインターネットのコストが先進国の中でずば抜けて安いのは、「インターネットも電話と同じ様にNTTが提供すれば良い」という「作られた空気」に徹底的に抵抗した孫社長がいたからだということ。孫社長が大暴れしなかったら、日本のインターネット事情は今とは大きく違っていたことは確実だ。

孫社長にしろ、スティーブ・ジョブズにしろ、作られた空気にあえて逆らって自ら「出る杭」になる人がいるからこそ、イノベーションは起こるし、世の中が活気づくことを忘れてはいけない。


スパムだと思われないメールの書き方は果たしてあるのか?

Gmailのスパム・フィルターのおかげでずいぶんとスパムメールは減ったが、それでも一日に何通かはそのフィルターをくぐり抜けてやってくるメールがあるが、大抵のものはサブジェクトを見ただけでスパムメールだと分かるので、開けずにすぐに消してしまう。

それでもごくたまに読むべきメールを消してしまうこともあり、冷や汗を書いたりすることもある。

今朝、私の携帯にこちらの住所録に登録してない電話番号からの電話がかかってくる。場所は、San Joseだ。何だろうと受けてみると、アップルの人だ。

iPad/iPhone 用のアノテーションアプリ、neu.Annotateを教育関係者にプロモーションするために、特別なビルドが欲しいのでそのリクエストを送ったが、返事がないので心配して電話をして来たのだという。とてもありがたい話なので、メールの再送をお願いしたが、そのメールのサブジェクトを見たとたんに、なぜこのメールを私が読んでいないのかが判明した。

Subject: IMPORTANT: Marketing Opportunity - Request for demo for neu.annotate PDF - due 11/9

こんなサブジェクトを見たら、条件反射でスパムメールだと思ってすぐに消してしまうのが私だ。"IMPORTANT" と大文字で始まっているだけで、ものすごくスパムっぽいし、その後に続く "Marketing Opportunity" は、iOSアプリ開発者に良く送られて来るマーケティング・スパムの常套文句だ。

しかし、どんなメールだったら読んだのだろうと考えると結構難しい。"IMPORANT"、"MUST READ"、"ACTION REQUIRED" などを付ければ付けるほど読まないし、"Marketing Opportunity"や"Special Offer"も、読んで欲しいのであれば禁句だ。

良いアイデアがあったらぜひとも教えていただきたいものだが、それが手法として確立したとたんにスパマーたちは使うわけで、永遠のイタチごっこは終わらない。


UIEジャパン:「おもてなし設計」という仕事

Picture_town
私が2000年にシアトルで起業したUIEvolution Inc.。「パソコンや携帯電話だけではなく、テレビや自動車や冷蔵庫やクレジットカードもネットに常時接続している時代が来る」というビジョンのもとに始めた会社だが、11年たってようやくそんな世の中が現実味を帯びて来た。

ビジネスそのものは、時代の要望に答えてソフトウェアのライセンスから、ソリューション・サービスまで幅広く提供して来たが、最近伸びているビジネスが「おもてなし設計」。

もとはと言えば、米国でソリューション・サービスを提供している際に、しばしばIDEOやFrog Designがパワポやフラッシュで作ったプロトタイプを要求仕様書として渡されることがあるのだが、モバイルUIのことが全く分かっていない人が作っていて使い物にならなかったり、実装が現実的ではないUIが描かれていたりすることが頻繁で、結局うちがユーザー・エクスペリエンスの部分から全部作り直すということが頻発したのだ。

それならば最初からうちが「ユーザー・エクスペリエンス」の設計をしましょう、という形で始まったのが、この「おもてなし設計(UXコンサルティング・サービス)」ビジネス。場合によっては、プロトタイプの段階からUIEngineでモバイル端末上に実装してしまうので、「どこまでが実機で実現可能か」という検証までもできてしまうところがうちの強みだ。

日本でもUIEジャパンがユーザー・エクスペリエンスの設計に協力した(参照)ニコンの画像共有・保存サービス「my Picturetown Pad」がリリースされたので、うちのデザイナー/エンジニアたちがどんな仕事をするのか、ぜひともご覧いただきたい。


極端な安定指向は、結果として日本の国力を奪う

Wall Street Journal に Youg Workds Like Facebook, Apple and Google という米国の就職人気ランキングに関する記事が出ていた。日本のそれと比べてみる。

順位 米国 日本
1位 Google オリエンタルランド
2位 Apple 伊藤忠商事
3位 Facebook 味の素
4位 U.S. Department of State 資生堂
5位 The Walt Disney Company JR東海
6位 Amazon JR東日本
7位 FBI JTBグループ
8位 Microsoft 三菱東京UFJ銀行
9位 Sony ANA
10位 CIA 明治グループ

若干アンケート対象が違うとは言え(米国は1〜8年の仕事の経験のある人、日本は新卒)、この違いは興味深い。

日本の場合は一部上場の大企業ばかりが並んでいるのに対し、米国の場合は、Google、Apple、Facebookなどのハイテク企業(Facebookは未上場)とFBI、CIAなどの官僚機関が互い違いに並んでいる点が興味深い。

米国にも安定志向の人たちがいるのは当然だが、日本があまりにも安定志向なのはちょっと問題である。それも米国の方は官僚機関以外はすべて外貨を稼ぐグローバル企業なのに対し、日本は主に内需指向の会社だ。

米国の場合、未上場のFacebookが3位にランキングされているのに対して、日本の場合、ソフトバンク、楽天、mixi、DeNA、Googleなどのハイテク・ベンチャー系の企業がトップ100に入っていないどころか(すでにベンチャー企業とは呼べないソニーがかろうじて33位)、海外進出に本気に取り組んでいるファースト・リテイリング・グループ(ユニクロ)まで圏外なのが驚きだ。

このブログでも、日本政府の大企業優遇政策が企業の新陳代謝を遅らせ、ベンチャー企業の躍進を拒んでいることは何度も指摘して来たが、それが結果的に、日本の未来を担うべき若い人たちまで安定指向にしてしまい、国力を奪っているという点は多いに問題視すべきである。

ちなみに、ベンチャー精神の盛んな米国の場合、Google、Appleに行く事すらも安定指向と見られる。野心的なトップクラスのエンジニアたちは、すでに株価が高くなってしまっている Google や Apple を避け、未上場のベンチャー企業に就職してストック・オプションをもらったり、自分でベンチャー企業を起こして、買収もしくは上場時の一角千金を狙う。

日本人から見れば「拝金主義」に見えるかも知れないが、そんなハングリー精神が優秀な人たちのモチベーションを上げ、それが新しいビジネスを作り出す原動力となり、国力を高めて行くのだ。

【追記】

ちなみに、せっかくの機会なので、私が会長をつとめる UIE ジャパンでは常に優秀は人を求めていることを追記しておく(人材募集のページ)。UIEvolution Inc. は未上場の小さな会社だが、Walt Disneyやトヨタなどの大きな顧客向けに、ユーザー・エクスペリエンスの設計やソリューション・サービスを提供するベンチャー企業である(本社は米国シアトル)。

敷居も高いし仕事も簡単ではないが、海外でも通用する実践力がつくことだけは保証するので、腕に自信のあるソフトウェア・エンジニアの方にはぜひともチャレンジしていただきたい。

売り上げと利益だけを見れば日本のマザーズに上場する実力は十分にある企業だが、私も含めた株主はそれほどあわてて上場する必要はないと考えているので、「入社したとたんに即上場で一角千金」のような甘い話ではない。それよりもビジョンを共有し、会社の価値を何倍にも高めてくれるようなメンバーを求めているのでよろしく。


neu.Annotate の高速化のお知らせとバグのおわびと

neu.Annotate でのドキュメントの読み心地を CloudReaders 並にしようとさまざまな改造をしてきたのだが、ようやく満足が行くものが出来たので、1.36 としてリリースしたのでぜひともお試しいただきたい(無料)。

iPhone/iPad アプリの開発で一番難しいのは、メモリの使用量とパフォーマンスのバランス。

neu.Annotateの場合は、CPUに負担をかけないために、さまざまなキャッシュを使っているが、キャッシュはメモリを消費するので、使いすぎると安定度が落ちる。また、ページ送りをスムーズにするために先読みなどもしているが、それもあまりやりすぎるとメモリの消費量が増える。

また、ユーザーが操作している時には UIView の transformation で高速なレスポンスを提供しておきながら、指を離した瞬間に同じ transformation でCPUに描画させたり、などの工夫をしている。

このあたりのバランスの調整になると、もはやそれはコンピューター・サイエンスではなく、料理人の最後の塩加減にも似た感性の領域になって来るからこれがまた楽しい。

ちなみに、この高速化の過程で一つバグが紛れ込んでしまったので、ここでお詫びする。iPhone4/4S で動作させた時に、PDFの描画の解像度が1/2になってしまっているのだ(小さな文字が少しぼやけて見える)。生成するPDFファイルやJPEG画像には問題がないのだが、PDFファイルをneu.Annotate で iPhone4/4S の画面に表示した時だけ、この問題が生じる。

主に iPad でばかりテストしているために見逃してしまった。このバグの修正版はすでに用意してあるので、次のアップデートでは修正したものを提供するのでご了承いただきたい。