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可視化された Android OS アップデート問題

016a_android_orphans先日、ここでも触れた Android OS のアップデート問題。Android 端末がどのくらいの勢いで「陳腐化(OSのアップデートから見放されること、セキュリティ・パッチの配布が止まること)」するかをとても分かりやすく表現しているブログ・エントリーを見つけたので紹介する。

Android Orphans: Visualizing a Sad History of Support

iPhoneの場合(上から4つ)は、新機種が発売されてから3年間は陳腐化することはない(緑色)が、Android 端末の場合、大半がすぐに陳腐化(黄色から赤)してしまっていることが良く分かる。

特に問題なのは、発売当初から1〜2世代前のバージョンを搭載した「生まれた時から陳腐化」している端末。中でも Motorola Cliq XT が最悪で、発売された時から2世代遅れており、発売後3ヶ月で3世代遅れになり、そのまま放置されている。

こういうところを見ると、Microsoft にも付け入るスキが十二分にあるように思える。Androidの弱点である、(1)セキュリティ、(2)OSのバージョニング、(3)機種間の互換性、を徹底的につけば、まだまだチャンスはあると思う。


iPadを既に持っている人にはKindle Fireよりも e-ink 版 Kindleがおすすめ

Kindle
Kindle Fire が発表された時点では、「今年の(自分への)クリスマス・プレゼントはこれ!」と決めていた。iPadを持ってはいるが、ソファーやベッドで横になって本を読むのには重いし、Kindle Fire 上で動くブラウザーで色々と遊んでもみたかった。Steve Jobsの伝記がわずか$14.99(日本円にしたら1200円弱)で読めるというのも魅力だ。

しかし、クリスマス前に知り合いからKindle Fireを借りる機会があり、色々と試してみたところ、少し期待はずれであった。期待していたよりもずっと厚ぼったくて重く、オリジナルの Kindleの良さを全く継承していないのだ。「これなら iPad で読んだ方がマシ」というのが正直な感想である。

結局、悩んだあげく e-ink ディスプレイの Kindle (WiFiモデル、キーボードなし、$79.00)を選んだ。早速 「Steve Jobs」 を入手して読んでみると、とても軽くて良い。日本でも Kindle が発売になるらしいが、すでに iPad を持っている人には、(Kindle Fireではなくて)こちらがおすすめだ。

ちなみに、実際に入手して気がついたのだが、Kindleが通常の本よりもiPadよりもすぐれていると実感できるのは風呂に入りながら本を読むとき。普通の本だと濡れてしまうし、ビニール袋に入れた iPad だと操作しづらいし、ビニールの表面に水滴が付いて読みにくくなる。私が入手したボタン式の Kindle であれば、ビニール袋に入れたままで普通に操作できるし、何と言っても軽くて小さい。風呂場で読むのに最適だ。 


Android OS のアップデート問題に関してひと言

最近、再びAndroid OSのアップデート問題が話題になっているようだが(参照)、OSの開発の関わったことのある開発者としてひと言言わせてもらう。

OSの開発というのはただでさえ簡単な仕事ではないが、特に難しいのは過去のアプリとの互換性を保ちながらOSそのものを進化させて行くという仕事。Windows95の開発の際も、一番苦労したのは、スタートメニューだとかデスクトップなどの新機能の追加ではなく、Windows 3.1との互換性を保つ部分。その当時のエピソードは、少し前の「Windows95と地上の星」というエントリーに書いたので一読いただきたい。

今回の話は、さらに厳しい要求だ。iPhoneのように一社がデバイスの仕様すべてとリリースタイミングをコントロールしているならいざしらず、Androidのように複数のメーカーが、それぞれの仕様でばらばらのタイミングでデバイスをリリースしている世界で、「18ヶ月前に発売されたデバイスでもちゃんと動くようにOSをアップデートするべき」と要求するのは、「OSの進化のスピードを落とせ」と言っているに等しい。

Windowsの開発においても、アップグレード版は配っていたものの、「必要最低限のスペックを満たすパソコン」のみがアップグレード対象で、「18ヶ月前以降に発売されたすべてのパソコン」を対象になどしていなかった。

特にAndroidの場合は、OSを提供しているGoogle、Android端末を作っているメーカー、それをOEM販売しているキャリアの三者が絡んでいるため、問題が複雑だ。「18ヶ月」という期間で区切るより、「マイナー・アップデートのみ対応」もしくは「メジャー・アップデート1回およびマイナー・アップデートのみ対応」のような仕切りにする方が現実的だ。

ちなみに、AppleがiPhoneの新機種リリースとOSのアップデートの足並みを揃えているのは、まさにこれが理由である。足並みを揃えることにより、キャリアとの縛りがある2年間の間は自分のデバイスが陳腐化しないという安心感を与えているのだ(私自身も、iPhone 3S を二年間使い倒した後に iPhone 4S に乗り換えた)。

そもそも、ユーザーが「OSのアップデート」など意識しなければならないことが問題であるという見方もある。「ユーザーが知らない間にセキュリティ・パッチが自動的にあたっていて、リブートすら必要ない」ぐらいにまでOSを進化させる必要がそろそろあると思う。


あるテニスチームでの会話

最近、近所のスポーツ・クラブのテニス・チームに入って、クラブ対抗戦などをしているのだが、そのメンバーとの会話が結構笑えるので、紹介する。

Satoshi: Hisayo and I have a court on Friday (30th) at 9:15am, and it would be great if another couple could join us. (意訳:うちの夫婦で金曜の朝9:15からコートを取ったんだけど、もう一組カップルが来てくれると試合が出来るんだけど)

James: I can if Michelle can.(ミッシェルが出来るなら行けるけど)

Michelle: I am already playing at Robinswood at the same time....sorry.(ごめん。ちょうどその時間、ロビンスウッド・テニスクラブでテニスをしているから行けないわ)

Tom: If there is a woman to play I am available!  (誰か、俺と一緒にプレーしてくれる女性がいるなら喜んで行くけど)

James: I can wear a wig.(俺が、かつらかぶって行こうか?) 

Satoshi: That is perfectly fine for us ;-)(それはいいかも)

Maryam: and wear a tennis skirt please ! :))(スカートもはかなきゃダメよ)

James: You know I have a TUTU. (バレリーナ用のスカートなら持ってるけど...)

Tom: I won't be able to play with James in a skirt! :-( long hairy legs are distracting!(スカートをはいたジェームズとはパートナーは組めない。すね毛が気になってプレーできない!)

James: Now I'm feeling uncomfortable. :)(ちょっと傷ついたぞ) 

Michelle: You should be focusing on the ball…..not your partner’s legs!  With any luck, maybe they will distract your opponent!(トム、ボールに集中しなきゃだめ...パートナーの足なんか見てちゃだめよ。うまくすれば、相手チームの注意をそぐことができるかも知れないわよ)

Tom: Good point…(確かに)

 


iOSアプリ開発日誌:ビジュアル・コミュニケーション・ツール neu.Chat

Icon@2xここのところ、新製品の開発が忙しくてブログの更新がとどこおってしまったが、ようやくその商品も形になって来たので、まずは商品名(neu.Chat)とアイコンを紹介。

一口で言えば、P2Pのネットワークを使ってneu.Notes を二つのデバイスにまたがって動かすビジュアル・コミュニケーション・ツール。

元々はビジネス向けのアプリを想定して開発していたのだが、Skype API はまだiOS向けにはオープンになっていないし、自分でNAT越えを実装するとなると手間がかかるので(良い実装方法をご存知の方がいたら教えていただけると助かる)、まずはApple の提供する Game Center のP2P通信を使ったものを、カジュアル・ユーザー向けに作ってみることにした。

一通りの機能はそろったので、現在は徹底的なテストとUIのチューニング中。1月にはリリースできると思う。今までに存在しなかった体験が出来るアプリだと思うので、乞うご期待。


今週の週刊 Life is Beautiful : 12月20日号

今週号の「週刊 Life is Beautiful」の配信準備ができたので、各セクションの冒頭の文章を紹介する。

◇ ◇ ◇

先週はその前の週に引き続いて neu.Chat の開発に主に時間を費やした。自分のキャンバスと相手のキャンバスの両方を同時に表示しなければならないので、画面の小さい iPhone では UI の配置が悩ましいが、半透明のツールバーとステータスバーを使って、... 

Windows95誕生ものがたり(2):オブジェクト指向シェル

私がマイクロソフトのレドモンド本社に移籍したのは1989年の10月である。1986年に日本のマイクロソフト(MSKK)に入社して以来、機会を見つけては「本社で働きたい」とリクエストし続けて来た願いがようやくかなったのだ...

エンジニアのための経営学
Inventory Turnover(1)

今回は、Appleの新CEO Tim Cook に関するとても良い記事を見つけたので、これの解説をする。

Apple Turnovers Win The Tech Bake-Off

90年代の終わりに倒産寸前にまで追い込まれながら、iPod、iPhone、iPad と文字通り「人々のライフスタイルを変える」デバイスを出し続けて...

ブログには書けない話・書かない話
私が Internet Explorer の開発に関った理由: その6

ここまで述べて来た様に、Windows 95をリリースした後に私が最初に作ったソフトウェアは、すべてのWindowsマシンに常駐させて P2P 通信をさせるための、軽量 HTTP サーバーであった。残念なことに正式なプロダクトとしてリリースすることは出来なかったが、これが私の最初の「インターネットとの出会い」であり、その過程で学んだことは、その後の仕事に多いに役に立った...


週刊 Life is Beautiful、2011年12月13日号

今週号の「週刊 Life is Beautiful」の配信準備ができたので、各セクションの冒頭の文章を紹介する。今週の目玉は、新連載「Windows95誕生ものがたり」。時系列的には、もう一つの連載「私が Internet Explorer の開発に関った理由」よりも前のものになるが、Salt Lake City での裁判のおかげで色々と面白いエピソードの記憶が戻って来たので書いてみる事にした。

まえがき

私は年に数回、プログラミングの生産効率が急激に高まる時期があるが、先週はまさにそんな週であった。普段でもそれなりに毎日のようにプログラムは書いているが、ある程度以上の難しいタスクをこなすには、集中力を高めて、まさに「眠る間も惜しんで」一気にプログラムを書き上げる必要があるのだ...

Windows95誕生ものがたり:エピローグ

Microsoftが「パソコン業界の帝王」と呼ばれるまでの地位を獲得するのにもっとも大きな貢献をしたのは1995年に発売されたWindows95だという点に関して異論を挟む人はいないだろう。外から見れば、Windows95は「経営陣の綿密な戦略計画のもとに作られた製品」のように見えたのかも知れないが、それは結果論に過ぎない。実際には、その誕生の経緯は決して戦略的でもスムーズなものでもなく、いくつかの偶然と、エンジニアたちの情熱とビジョンとエゴが複雑に絡み合ってできたものである。Windows95の開発と、Microsoftの歴史上でもっとも熾烈な争いとも言える「Chicago vs. Cairo」の社内抗争のまっただ中にいたエンジニアの一人として、Windows95の誕生の経緯を「エンジニア視点」で書いてみる。

2011年12月1日、Salt Lake City の法廷に証人として呼び出された私は、少し緊張して裁判の始まるのを待っていた。部屋の中央部にはすでにMicrosoft側とNovell側の弁護士団がそれぞれ12、3人ほど忙しそうに準備をしており、その裁判が両方の会社にとっていかに重要なものかがそれだけで良く分かる...

エンジニアのための経営学
Gross Profit, Net Income, EBITDA, Free Cash Flow

Discount Cash Flow の計算の時に、粗利益(gross profit)という言葉を使ったが、企業の収益を語る場合に使う数値は、これだけではなく、net incomeやEBITDAやcash flowなどさまざまなものがあり、ちゃんと勉強したことのない人にとっては混乱の種になっている。今週は、それぞれの数値がどんな意味を持ち、どんな時に使うのかを説明してみる...

ブログには書けない話・書かない話
私が Internet Explorer の開発に関った理由: その5

Davidによると、常駐型のPersonal Web Serverが何もしていない時も800キロバイトのメモリを使用しており、それが原因でメモリ不足のために、ディスクへのアクセスが増え、Windows Officeの実行速度が20%も低下しているという。わずか24キロバイトしか使わない私の軽量HTTPサーバーとは大違いだ...

 


ソシアル・マーケティングに必須なのは「売り手・作り手」の顔

ここのところ、ソシアル・マーケティングの話題を良く見かけるが、結局のところは、「顧客やファンと、可能なかぎり密なコミュニケーションを取って満足度を高める」という「昔ながらの客商売」の大原則を守って商売をしましょう、という話につきる。

消費者を視聴率などの数字だけで非人間的に扱って来たテレビ広告やバナー広告と違い、ソシアル・マーケティングに必須なのは「売り手・作り手の顔」。電通がしかけたセカンド・ライフを使ったマーケティングが思いっきりこけた原因は、まさにその部分の認識の欠如にある。いくらお金をかけてバーチャル・空間に「展示場」や「バーチャル・ショップ」を作ったところで、そこで作り手や売り手とのコミュニケーションが発生しないのであれば、ソシアル・マーケティングの意味がないのである。

そこでは、電通の得意なマス・マーケティング手法だけでなく、Googleの得意な「ユーザーが見たくなる広告の配信」手法も役に立たない。ブログやFacebookなども単なるツールに過ぎない。そいういったツールを最大限に活用し、きちんと顧客と向き合い、顧客のニーズを聞き出し、それを商品作りに反映する、という地味で手間のかかる作業が必要なのだ。

そこで、今回はこのブログとメルマガを利用して、iPhone/iPad向けに配布している neu.Annotate(無料)/ neu.Annotate+ (250円)へのフィードバックを募集してみたいと思う。

具体的には、

  1. どんな用途に使っているか、どのくらいの頻度で使っているか。それとも使っていないのか。
  2. 競合するアプリを使っているとしたら、それはなぜか
  3. 不便なところ、使いにくいところ、使い方が分からない部分など
  4. 何が neu.Annotate+ の購入に踏み切らせたか、もしくは、何が不足で踏み切らないのか
  5. 欲しい機能(突飛なものも大歓迎)
  6. 具体的な使い方(特に、他のアプリとの組み合わせを含めたワークフロー)
  7. バグや不具合、気に入らない部分

などである(ちなみに、レスポンスに関しては、大幅に改良したので、ぜひとも最新版をお試しいただきたい)。

目的はもちろん、neu.Annotate/neu.Annotate+ をより使いやすく、より価値のあるものにして、一人でも多くの方に使っていただくことにある。neuシリーズにはすでに100万人以上のユーザーがいるが、iPhone/iPadの出荷数を考えれば1000万人も十分到達可能な数字だと考えている。

フィードバックは、メルマガへの返事、もしくは、このブログ・エントリーのコメントの形で答えていただきたいが、特に私のメルマガに返信する形で答えていただいた方には、お礼として neu.Stereo(450円) のプロモ・コードを差し上げたいと思う(先着25名)。ぜひともよろしくお願いする。


今週の週刊 Life is Beautiful : 12月6日号

今週号のメルマガの配信準備ができたので、下に簡単に概要を紹介する。

ちなみに、今週号には間に合わなかったが、来週から「Windows95誕生ものがたり」という新連載を始めるので期待していただきたい。現在Salt Lake Cityで進行中のNovell vs. Microsoftの裁判で問題となっているWindows Explorer の "namespace extension" という仕組みがいったい何で、どういう経緯でできたものかを、そのまっただ中にいたエンジニアの一人として書いてみたいと思う。

特に、経営陣が「次世代OS」として大きな期待を寄せていたCairoというプロジェクトから飛び出した私が、Windows 3.01を開発していた「二軍」に移籍してWindows95を作ってしまったあたりの経緯は、人間ドラマとしても面白い話だと思うので、丁寧に書いてみたいと思う。

◇ ◇ ◇

時事トピック
iPhoneが加速する通信革命(9)

iPhoneの2番目の特徴は、通信事業社(キャリア)がユーザー・エクスペリエンスから完全に排除されている点である。...(中略)... Appleは、この手の「キャリア独自仕様」を一切拒否したのだ。メイン・メニューはもちろん、キャリ独自のアプリのプリ・インストール(特定のアプリをまえもってインストールしてから加入者に渡すこと)さえ認めなかったのだ。...

エンジニアのための経営学
Discount Cash Flow と Net Present Value(5)

ここまで4週にわたってDiscount Cash Flowに関して説明して来たが、読者の一人から「いくつか具体的な例をあげて説明して欲しい」というリクエストがあったので、今週はそのリクエストに答えてみる。

ケース1:液晶ディスプレイ工場

ケース2:原発ビジネスモデル

ブログには書けない話・書かない話
私が Internet Explorer の開発に関った理由: その4

少しして、Vladから連絡があった。私が作った軽量HTTPサーバーをWindows95に組み込むことに難色を示している人たちがいるという。Windows NTグループで、IIS(Internet Information Server)を作っている連中だ。彼らの主張は、「たとえ主な用途がイントラネット向けだとは言え、サーバーであるのならHTTPだけでなく、FTPとGopherもサポートすべきだ。また、Microsoftとしてサーバーを二系列提供するのは顧客に混乱を招く」というもの...


Microsoft vs. Novell: 証言台に立って来た

381782_10150993050675531_795940530_21851518_2146922140_n先日ここでも述べたように、今日の午後、Salt Lake Cityで開かれている Novell 対 Microsoftの裁判に証人の一人として証言台に立って来た。

詳しい話は近いうちに連載としてメルマガに書く予定だが、 簡単に言えば、私が Windows95 の一部として作った "namespace extension" という仕組みが、ある時点のベータ版のSDKでは公開されていたにも関らず、最終版のSDKからは外され、そのためにNovell(正確にはNovellが買収したWordPerfect)は多大な損害を被ったというのがNovellの言い分である。

それだけでも証人に呼ばれてもしかたがないとも思うのだが、その背後には、Microsoft社内での「Chicagoチーム対Cairoチームの次世代OSの争い」があり、そもそもその社内抗争を起こした原因を作ったのがCairoからChicagoに移籍した私だったりしているので、そのあたりの事情を証言台に立って説明することになったのだ。

まったくコンピューターのことを知らない陪審員に向かって、「"namespace extension"とは何で、Cairoチームが指摘したセキュリティ・リスクはどこにあるのか」を「オブジェクト指向とは何か」「プロセスとは何か」からすべて説明しなければならなかったので、4時間以上も証言台に立つ事になってしまったのだが、かなり準備を周到にして行ったので、おおよその理解はしてもらえたと思う。

ちなみに、裁判所というとてもかしこまった場所ではあるにもかかわらず、ところどころでジョークを交えればちゃんと笑ってもらえるし、裁判官にも怒られなかったので、いつものペースで気楽にしゃべれたのでとても助かった。