可視化された Android OS アップデート問題
2011.12.27
先日、ここでも触れた Android OS のアップデート問題。Android 端末がどのくらいの勢いで「陳腐化(OSのアップデートから見放されること、セキュリティ・パッチの配布が止まること)」するかをとても分かりやすく表現しているブログ・エントリーを見つけたので紹介する。
Android Orphans: Visualizing a Sad History of Support
iPhoneの場合(上から4つ)は、新機種が発売されてから3年間は陳腐化することはない(緑色)が、Android 端末の場合、大半がすぐに陳腐化(黄色から赤)してしまっていることが良く分かる。
特に問題なのは、発売当初から1〜2世代前のバージョンを搭載した「生まれた時から陳腐化」している端末。中でも Motorola Cliq XT が最悪で、発売された時から2世代遅れており、発売後3ヶ月で3世代遅れになり、そのまま放置されている。
こういうところを見ると、Microsoft にも付け入るスキが十二分にあるように思える。Androidの弱点である、(1)セキュリティ、(2)OSのバージョニング、(3)機種間の互換性、を徹底的につけば、まだまだチャンスはあると思う。
私は Windows Phone に期待しています。Metro UI は分かりやすいですね。iOS から学んでシンプル&クローズにしてるのがいいですね。Android はオープン過ぎて…。
来年?の Windows 8 でタブレットとラップトップの垣根が低くなり、それに伴い Windows Phone の存在感が高くなると思います。母艦(というよりパートナー)としての Windows 8 と Windows Phone の組み合わせが多くなるのではないかと。
そうすると母艦のない Android は…。たぶん Google は Chrome OS を諦めて、ブラウザの Chrome に集中していくと思う。なぜなら Mac にも Windows にも Linux にもインストールできるから。どの PC も Android のパートナーになれるのが強みになるかも。あとはセキュリティなど…。
Posted by: Toru Yoshimura | 2011.12.27 at 17:57
私は最新のOSを直ぐ試してみたいたちですが、スマートフォンを買い替えるまで1度もバージョンアップしない人には全然問題ではないのでは?
Posted by: Makoto kimura | 2011.12.28 at 00:27
Androidは各メーカーがカスタマイズをしているおかげで、バージョンアップするのに1機種分の開発費用がかかるそうです。
後、バージョンアップしてAPIやフレームワークを改良すれば、それを活用したアプリが次々にでてくるiPhone/iPadと違って、Androidを発売しているメーカーは大してメリットがないバージョンアップを積極的に行う可能性は低いでしょうね。
そもそも、iOSに比べて、Androidはバージョンの割にそれほど有用なAPI/Frameworkは増えていないと思います。
Posted by: s.k | 2011.12.29 at 06:14