なぜ「デジタル・デバイドが国を滅ぼしかねない」のか
今週の週刊 Life is Beautiful : 1月31日号

電子書籍、やはり真打ちは Amazon Kindle か

420918_10151215457640531_795940530_22678554_609469962_n某出版社からの情報によると、アマゾンの日本での電子書籍の販売は4月からになるとのことである。

そのころになると、「電子書籍を読むにはどのデバイスが良いか」という話が盛り上がると思うので、先んじて私の意見をまとめて書いておく。

まず、「スマフォで十分じゃん」という意見に関しては一理あると思う。確かに、常に携帯しているし、電車の中でも人の邪魔をせずに読める。

しかし、スマフォで本を読むとなかなか読書に「没頭」できない。しょちゅうページ送りをしなければならないし、ついメールとかをチェックしたくなってしまう。時間つぶしのためにマンガを読むぐらいならば良いが、本来の「読書を楽しむ」感覚には少し遠いというのが正直な感想だ。

次に、iPad。アプリを走らせたり、カラー写真の多い雑誌を読んだり、iBooks Author で可能になったマルチメディア・テキストブックを楽しむのには最高だが、文章がメインの書籍を読むにはあまり適していない、と私は思う。

LCDは長時間見ていると疲れるし、屋外の読書には全く適していない。また、iPad は片手で長時間持つには重すぎ、電車の中で立って読むのは無理だ。

次に、Kindle Fire だが、これははっきり言って「中途半端なデバイス」。アプリを走らせたり、マルチメディア・コンテンツを楽しむには iPad にかなわない。かと言って、電車の中で片手で読むには重すぎる。米国のクリスマス商戦ではそれなりに売れたようだが、長続きするかどうかはいささか疑問である。

真打ちはやはり e-Ink 版の Kindle(左上の写真)。軽くて読みやすく、満員電車での立ち読みにも耐える。その上、直射日光下でも問題なく読め(実際に1時間ほど読んでみた)、電池の持ちがやたらと長い(普通の使い方で5〜6日)。ジップロックに入れれば風呂でも読める。ソニーの Reader もがんばってはいるが、持ち心地・読み心地では Kindle の方が上だ。

ちなみに、この Kindle の米国での小売値は $79。日本円にしたら6000円以下だ。アマゾンがちゃんとコンテンツを揃えた上で、このデバイスを 5,980円とかで出したら、市場が大きく動く。4月が楽しみだ。

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×LED
○LCD

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