Hahn-Bin のおもてなし
2012.02.26
私は年に2〜3回は妻につき合ってクラッシックのコンサートに行くのだが、つい寝てしまう。わざわざ寝ようとしているわけではないのだが、どうしても途中で飽きてしまい、気が遠くなってしまうのだ。
しかし、金曜日のコンサートは珍しく寝なかった。主役の Hahn-Bin というバイオリニストがすごかったからだ。バイオリンの腕もすばらしいが、アンディ・ウォーホールの絵から飛び出て来たような姿で表れ、オーケストラの間をピエロのように歩き回りながらバイオリンをひくそのパフォーマンスに見せられてしまったのだ。
家に帰って Hahn-Bin に関して調べたところ、下のインタビュー記事を見たところ、なぜ私が寝なかったのかが判明した。「カーネギー・ホールのコンサートに行っても半分の人たちは寝ている。演奏者に客を楽しませようという意識が欠けているからだ。僕はそんなクラッシック業界のバイアグラとなり、より多くの人たちがクラッシックを楽しむように変えたいんだ」という Hahn-Bin。
奇抜な衣装とヘアスタイル、舞台への登場のしかた、バイオリンの弾き方、そのすべてが観客を飽きさせないため、もてなすためのパフォーマンスだったのだ。
厳密にはクラシックではないですが、久石譲さんのコンサートもとても迫力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=IT6rD-4TrEY
Posted by: eakas | 2012.02.26 at 10:01
私もクラシックは詳しくないのですが、癒しの時間を求めて時々コンサートに行きます。確かに飽きてくることも…。しかし、先月の辻井伸行のコンサートは違いました。ただ一台のピアノがあるだけで衣装も普通でしたが、始まるにつれて音楽の大海に漕ぎだしていくような高揚感に溢れてきました。もうピアノを弾いていると思えないほどで、辻井氏とピアノがひとつの生き物になってホールを包んでくれました。ラストに向かうに連れて体中の細胞が沸き立ち、アンコールのトルコ行進曲が聴こえたとたん涙が吹き出してしまいました。『音楽家の最高のおもてなしは音楽で』と思うのですが…。
Posted by: ゆあしすたー | 2012.02.28 at 21:13
中島さん。これも良いですよ。
nigel kennedy Elgar - Violin Concerto
http://www.youtube.com/watch?v=3mcU89l2r38
Posted by: umino | 2012.03.15 at 06:40