今週の週刊 Life is Beautiful : 4月24日号
2012.04.22
今週のメルマガ「週刊 Life is Beautiful」の配信準備が整ったので、簡単に内容を紹介する。
今週のざっくばらん
教育アプリ
先週も大半の時間を新しい教育アプリの開発に費やしました。だいぶ良い感じになって来たのですが、まだやるべきことはたくさんあります。思いっきり役に立つものにする予定なので期待してください。ちなみに、このアプリは内部にデータベースを持っていて(iOS の CoreData という仕組みを使っています)...
私の目に止まった記事
Here's The Damning Evidence Oracle Dug Up On Google For Its $1 Billion Android Lawsuit
この件に関しては、前にブログにも書きましたが、Android にAndy Rubin の作った「Javaもどき」を採用したことがそもそもの間違いなわけで...
Here’s the Google Phone Apple Wants You to Have
アップルの特許に抵触しないようにスマートフォンを作ると、とんでもなく使い勝手も悪いものになってしまうという話...
内容に関してはブログでも触れましたが、いかにもアメリカ人らしい表現だと思ったのは、"I look forward to hearing from you on what efforts can be made to accelerate this schedule..." という表現です...
Sources: current Windows Phone devices will not get 'Apollo' upgrade
「現在売られている Windows Phone は次の OS (Apollo)へのアップデートはできない」という情報。噂に過ぎない情報ですが...
Nokia の業績が一気に悪化しましたが、この日が来ることが避けられないことは、業界の人ならば皆知っていたと思います。Motorola や Sony Ericsson と同じく...
Qualcomm: We can't make enough chips to meet demand
Qualcomm の CEO の Paul Jacobs とは、2000年に Ignition Partners (投資会社)のメンバーだった時に何度も会いましたが、とても頭の切れる、技術面・戦略面の両方で会社を引っ張って行ける人物でした...
Verizon LTE subscribers climb to 8M in Q1, iPhone activations hold steady at 3.2M
米国の通信キャリア Verizon が2012年の第一四半期に 290万台の LTE デバイスを売ったという記事です。そもそも LTE (Long Term Evolution)という技術はNTT DoCoMoが3Gから4Gへの橋渡しとして提案した技術...
Sayonara Sony: How Industrial, MBA-Style Leadership Killed a Once Great Company
Sony の興亡に関してのとても良いまとめなので、英語の勉強の意味も含めて丁寧に読むことをおすすめします...
Windows95誕生ものがたり(18):16-bit プリンタードライバーとの戦い
そんな苦労をしながらも、シェルの 32-bit 化は順調に進んでいたのだが、いくつかの大きな落とし穴があることに気がついた。Kernel、GDI、User という三つの主要サブシステムに関しては、32-bit 側から 16-bit 側への橋渡し役(マイクロソフト内部では「thunk」と呼んでいた)を Kernel32、GDI32、User32 というサブシステムが担当してくれているのだが、システムの他の部分(例えばプリンタードライバー、フォントドライバー)への橋渡しに関しては担当している部署すらなかったのである
エンジニアのための経営学
"Social by design" な会社作り・もの作り(1)
今年の3月に「エンジニアtype」というところのインタビューを受けたのだが、そのインタビューのテーマが、「ポストJobs時代の新ルール」というとても興味深いものだったので...覚えている人も多いと思うが、一時期日本でもブームになったセカンド・ライフ。「セカンド・ライフこそがネット時代のマーケティング」と莫大な開発費をかけて数多くのバーチャル・ショップが作られたが、結局それで得をしたのは、広告代理店の電通だけだったという事例だ。昨今のソシアル・マーケティング・ブームにも、全く同じにおいを感じる...
読者からの質問コーナー
今日はこの質問に答えます。
少し古いですが、11/29のメルマガ(質問特集)に「30歳半ばで大学を卒業しても、給料は最終学歴とその業界での経験・実績で決まるので、20歳そこそこのエンジニアたちとまったく同じ土俵で戦わなければならない、という厳しさもあります。(中略)能力のある人・結果を出せる人は、とても大切にされるため、待遇もとても良いですし、他の会社から誘われたりということもあります。」と書いておられます。
質問ですが、年功序列でなく実績で評価するとなると、評価・査定が相当難しくなると考えますが、米国ではどのようにして評価を行なっているのでしょうか。日本国内では90年代終わりに成果主義をいち早く導入し、失敗した某大手メーカーのように評価制度がきちんと機能しないことが当たり前のようになっています。米国と日本で何か違いがあるのか、あるとしたら何かを教えてください。
人の評価・査定は簡単ではありませんが、とても大切です。会社を経営して行く上で、最も大切なことと言っても過言ではないと思います。どんなにすばらしい企業戦略があっても、それを実行する人たちが伴わなければ、絵に描いた餅にすぎませんから。私が経験した評価・査定方法の中で、もっとも公平で、かつ、効果的だと感じたのは、Windows 95 チームのやり方でした...
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