活断層マップと原発マップを重ねてみる
今週の週刊 Life is Beautiful : 5月1日号

日本の「単位面積あたりの原発の過酷事故の確率」は世界の4000倍

  • 日本の国土は世界の0.25%
  • 世界の原発の12.5%が日本にある

つまり、単位面積あたりの原発数は世界の50倍。

  • 日本の国土は世界の0.25%
  • 震度6以上の地震の2割は日本で起こる

つまり、単位面積あたりの巨大地震は世界の80倍。

つまり、単位面積あたりで考えれば、日本の原発が巨大地震に見舞われる可能性は、世界の平均と比べれば50かける80で、4000倍。

巨大地震に見舞われた時に(津波などの間接的な原因も含めた)過酷事故を起こす可能性がどの原発でも同じと仮定すれば、日本の「単位面積あたりの巨大地震を起因とした原発の過酷事故の確率」は、世界の4000倍。

たとえ日本の原発が海外の原発よりも何倍も何十倍も安全だとしても、やはり「単位面積あたり」で考えれば日本がダントツ。

一昔前に「狭いニッポン、そんなに急いでどこへ行く」という交通標語があったが、地震国の日本にこんなに急いでたくさんの原発を作り、いったい日本はどこへ行こうとしていたのだろう?原発が作り出す豊富な電力のおかげで、本当に日本人の暮らしは豊かになったと言えるのだろうか?

 

Comments

B

どうして具体的な数値を示さずに割合で話をしますかね?
典型的な「数字で嘘をつく」論法じゃないですか。

そして福島第一の事故原因が地震ではなく津波によるものだと知っていて、どうしてこのような記事を書くんですか?

反原発マン

それで、あなたは海外にいるんですね。
 
これ以上、煽ってどうするんですか。
原発だけでなく核爆弾の保有数もプラスして単位面積あたりで割った方がわかりやすいと思いますけど。
アメリカとロシアがダントツに危険ということになりますね。
 
この手法は、数字を使ったマジック。人を欺くときのレトリック。
こんな人じゃないと思ったのに。
残念。
 
原発は必要悪として今後廃炉まで100年一緒に添い遂げないといけないんです。これが現実です。
反原発を訴えたからといって、原発があっという間に消えるなんてことないんです。
存在してしまっている原発をどう廃炉まで持っていくか。その費用、その間の電力、その後の電力は何で補うか。
科学者、技術者、経営者の目線で語って欲しかった。
それが、こんな嘘偽りだらけの数字騙しの内容を載せるなんて、本当に残念。


ATM

> 日本の国土は世界の0.25%
> 震度6以上の地震の2割は日本で起こる

この計算はおかしいです。

http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_gaiyou/pdf/hassei-jishin.pdf
http://www.bousai.go.jp/data/img_2003_06_19/fig1-1-1.gif

おそらく、2割云々はここから取ってきたデータなのでしょうが、見て分かるようにこれらのデータは領海や排他的経済水域で起こった地震も含まれています。当たり前ですが、地震とは陸上だけで起こるものではありません。

海の中なので、調査には限度がありますが、これらを含める必要があるでしょう。日本の排他的経済水域は、国土面積の10倍を超え、世界6位、領土と排他的経済水域を含めた面積は世界9位となります。

こっこ

>福島第一の事故原因が地震ではなく津波によるものだと知っていて、
最近の研究では「地震説」が有力です(東電は津波のせいにしたがっているが)

>今回の文章を読むと、なんか原発事故が起こってほしいみたいですね。
たとえウソでも「原発事故は起こらない」と言ってほしいみたいですね。

>なんか確率的センスがないよなっ・・・
「センスがない」の根拠を示してください。

>原発だけでなく核爆弾の保有数もプラスして単位面積あたりで割った方がわかりやすいと思いますけど
人為的に核反応を起こさない限り、核爆弾が地震で破裂することはありません(ちゃんと管理されていればの話ですが)。

>それが、こんな嘘偽りだらけの数字騙しの内容を載せるなんて、本当に残念。
根拠を述べずに「数字騙し」のレッテルをはって抹殺を図るなんて、本当に残念。

>日本の領土と排他的経済水域を含めた面積は世界9位
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Japan_Exclusive_Economic_Zones.png

排他的経済水域で起る震度6以上の地震(津波の危険性あり)も含めたら、実に2割以上を日本で引き受けている計算になるのじゃないでしょうか。

おさるさん

日本は地震が多く,原発立地に適していないのは明らか.最近の地震活動の活発化から,世論の多くもそのように感じているはず.数字の真偽は別にして,中島さんの目指す方向は正しいし,多くの国民もそれを支持するでしょう.

笑い猫


ご参考になるかどうかわかりませんが

原発事故確率は最悪10年に一回 http://togetter.com/li/283709

読者の一人

まともに考えれば「単位面積あたりの、原発が震度6以上の地震に遭遇する確率」が4000倍って話ですよね。
もっともらしい数字を並べて自分の主張したいことだけ書くなんて、「御用学者」と呼ばれる方でもやってる話だと思われますが。

Suematsu

>数字の真偽は別にして,中島さんの目指す方向は正しいし
どんなに方向が正しくても、数字に嘘・誤魔化しがあってはダメ。絶対。

おさるさん

予測値は設定条件によって何とでもなります.中島さんの設定条件で計算すれば,4000倍ということで正しい.中島さんの計算も1つの例に過ぎない.批判する人は,設定条件が間違っていると言っているのだろうか,それとも計算間違いがあると言っているのだろうか.いずれにしても,数字遊びをしているとしか思えない.重要なのは,原発が危険であるということ.

ATM

> こっこさん

> 排他的経済水域で起る震度6以上の地震(津波の危険性あり)も含めたら、実に2割以上を日本で引き受けている計算になるのじゃないでしょうか。

そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。
少なくとも、「震度6以上の地震の2割は日本で起こる」のデータは陸上のみのデータでない以上、計算し直す必要はあるでしょう。

こっこ

>ATMさん
>少なくとも、「震度6以上の地震の2割は日本で起こる」のデータは陸上のみのデータでない以上、計算し直す必要はあるでしょう。

ここは同意。ちなみに自分は計算する気は毛頭ない。
スマトラ沖地震のように、規模によっては領土だの水域だの設定自体が無意味なこともある。

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