今週の週刊 Life is Beautiful : 6月19日号
2012.06.16
今週のメルマガ「週刊 Life is Beautiful」の配信準備が整ったので、内容を簡単に紹介する。
今週のざっくばらん
MacBook
私の開発マシンは3年前に買った MacBook ですが、 4GB しかメモリーがないために、最新版の xCode (iPhone/iPad アプリの開発環境)を走らせるのがかなりキツくなっており、そろそろ買い替えの時期がきています...そこから考えると、自然に MacBook Pro with Retina Display になりました...家に到着するのは7月の13〜17日ごろになるとのことです...
教育アプリ
先週も開発は順調に進み、完成度としては80%ぐらいになったと思います。開発を始めたのは4月の頭だったので、ちょうど2ヶ月半です。当初のイメージでは、3ヶ月でメドをつけたいと思っていたので、おおよそ予定通りとも言えます...
私の目に止まった記事
これまでは、RIMのBlackberryの衰退と、スマートフォンへの全体的なシフトという中でパイが大きくなる中での iPhone と Android が揃ってシェアを延ばして来ましたが、そろそろ両社のぶつかり合いが目に見える形になってくるタイミングです...
WWDC を見ても分かる通り、アップルは今や6割ぐらいのエネルギーを iPhone/iPad に注ぎ、残りの4割を MacBook Pro/Air に注いでいます。デスクトップラインである iMac や Mac Pro に関しては、「一応ラインナップとして用意している」存在になってしまっています...
Nokia culls 10,000 jobs in radical bid for profits
ノキアが生き残りのために本格的なリストラに着手しはじめた、という記事です。ヨーロッパ各地にある工場を閉鎖するということなので、やはりシスコやアップルのように、研究開発だけは本社で行い、製造はアジアに委託する、という形のビジネススタイルに変革せざるをえない、ということですね...
How Scared of Apple Should Google Be?
iモードが日本で成功したのを見た欧米の通信事業社は、(1)データ通信が重要な役割を果たす、(2)コンテンツ課金がキャリア(通信事業社)の重要な戦略兵器になる、と予想しました。データ通信に関しては、ほぼ予想通りの展開をとげていますが、課金に関しては、iTunes ストアというとてつもなく強力なライバルが現れたために、当初の予想とは大きく違う展開になっています...
一つ上の記事の意味を理解した上で、この話を読むと、ドコモがなぜなかなか iPhone の採用に踏み切らないかが分かると思います。iモードというキャリア独自のサービスを使ってデータ通信の時代のリーダッシップを取って来たドコモとしては、 iPhone の採用により、通信事業がコモディティ化されて、単なるデータ通信のための「土管」になってしまうことを恐れているのです...
Microsoft Manufacturing Tablet to Rival Apple iPad, Says Insider (Exclusive)
マイクロソフトがタブレットを作るというインサイダー情報です。信憑性は確認できませんが、私はスマートフォンにしろタブレットにしろ、アップルと本気で戦うのであれば、ハードウェア・ビジネスに進出するしかないと考えています。理由は三つあります。一つ目は、...
元Apple松井博「世界一イノベーションを生む企業で学んだ、凡人が生きる術」
日本語ですが、とても良い記事なので、ぜひとも読んで下さい。90年代のマイクロソフトもそうでしたが、伸び盛りの会社のエンジニアは、単に優秀なだけでなく、本当に良く働きます。それも、一生懸命に働くことが楽しくて仕方がないのです...
Windows95誕生ものがたり(20):Bill Gates へのプレゼン
そんなことを考えている間に、Bill Gates へのプレゼンの日はあっという間にやって来た。Building 8の控え室に行くように指示された私は、そこに揃った顔ぶれを見て驚いた...マイクロソフトの No.4 と No. 5 のポジションにいる二人だ。この二人を見ただけで、このミーティングの重要さが分かる...ボードルームに入ると、中にはすでに Paul Maritz が座っていた。マイクロソフトの No.3 のポジションの上級副社長だ。つまり、このミーティングには、マイクロソフトのトップ5のうち、Steve Balmer を除いた全員が出席するということだ...
エンジニアのための経営学
マクロ経済(2)為替介入
これまで、中央銀行の役目として、(1)銀行システムの安定化、(2)金融政策の財務政策からの切り離し、(3)市場に流通しているお金の量のコントロール、の三つを上げました。為替を市場原理に任せている米国の場合、中央銀行である連邦準備制度の場合は、基本的にはこの三つが役割の全てです。固定相場制を採用している国の場合、中央銀行には4つ目の役割があって、それが為替の操作です...
読者からのご質問・ご意見コーナー
今週は、この質問。
私は理系の大学で情報工学を学ぶ学生です。私もプログラミングが「三度の飯よりも好き」なタイプです。修士課程に進む予定なので、就職活動はまだ先ですが、今のうちに考えておきたいと思います。そこで質問ですが、中島さんが、今の私のような立場であれば、どこを就職先として一番に考えますか?
就職活動をあまり早く始めることには賛成しませんが、就職先のことを前もって考えておくことには大賛成です。ソフトウェア・エンジニアとしてのキャリアを目指すのであれば、まずは...
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