エネルギー政策に関し、国が皆さんの意見を募集いています
2012.07.17
内閣府の「エネルギー・環境に関する選択肢」に対するパブリックコメントを書きました。せっかくのチャンスです、ぜひとも発言してください。このパブリック・コメントに関しては、WWFの「パブリックコメントに参加しよう!」というページにとても分かりやすい解説が書いてあるので参照してください。
ちなみに、私のコメントは以下の通りです。
◇ ◇ ◇
ゼロシナリオを選択すべきだと思います。
本来ならば、まずは大枠のルールを決めた上で、(1)速やかに脱原発を進める、(2)ゆるやかに脱原発を進める、(3)自然減に任せる、の三つから選ぶべきです。その場合には、0%、6〜7%、12〜15%の三択になるはずで、それならばもっと建設的な議論が可能です。
0%、15%、20〜25%という三択そのものが茶番です。15%の選択肢に「稼働率が70%程度である場合は二機を新設」という条件が入っているのは、すでに脱原発という路線から外れています。
その場合の大枠のルールとしては、以下の5つを提案します。
- 新規での建設はしない
- 40年で廃炉にする(例外なし)
- 独立した規制組織を作る(例外なしのノーリターンルール)
- 福島第一での事故の知見に基づいた新しい安全基準作り
- 新しい安全基準に合格したもののみ再稼働(バックチェックという詭弁はなし)
それに加え、今回の国会事故調査委員会の報告に基づき、責任者(特に行政側)の刑事責任を問うべきだと思います。万が一の事故を起こした場合には、刑事責任に問われる、という緊張感があってこそ、新しい規制組織の人たちも真剣に仕事をすると思います。
Comments