高速増殖炉「もんじゅ」に関するジャイアンとのび太の会話
2012.07.25
米エネルギー副長官のポネマン氏が日本を訪問したそうである(参照)。このタイミングで来ることにはとても重要な意味がある。二国間の会話を、ジャイアンとのび太の間の会話に例えると、こんな感じになる。
ジャイアン:のび太、お前まさか、もんじゅを諦めようなんて考えていないよな。
のび太:そ、そんなことないよ。
ジャイアン:それならよし。もんじゅは、二国間の共同プロジェクトなんだから、勝手に辞めてもらってはこまるんだ。
のび太:分かってるよ。でも、福島の事故以来、みんな核アレルギーになっちゃって、もんじゅのことも、とても怖がっているんだ。
ジャイアン:そりゃそうだよ。今から高速増殖炉を米国内で作ろうとしたら猛反対を受けるさ。だからこそ、もんじゅが大切なんだよ。
のび太: でも、それって...
ジャイアン:ずるいっていうのか。お前、誰が北朝鮮や中国からの脅威から守ってやっていると思っているんだ。
のび太:分かってるけど...
ジャイアン:じゃあ、ごたごた言わずに、もんじゅを続けるんだ。国民の核アレルギーだって、10年もすれば収まるさ。
のび太:ちなみに、シェールガスの件もよろしく頼むよ。
ジャイアン:そのことは日本のエネルギー政策が決まってから話そう。まずは日本が、日米関係をどのくらい大切にしているかをちゃんと態度で示してくれなければ困る。
のび太:分かってるよ。何とか世論を誘導して、原発15%で手を打つ様に最善の努力をしているところなんだ。
ジャイアン:よろしく頼むぜ。日本が同盟国として、核の技術を持ち続けることは米国にとってもとても大切なんだ。ちなみに、この件に関しては、谷垣君にも会って、ちゃんと言い含めおいた。自民党も賛成してくれる手はずになっているから大丈夫だ。
のび太:ありがとう。本当に助かったよ。
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