ソフトウェアはロックンロールか?
2012.07.22
最近、仕事にFacebookを活用することが多くなっている。開発中の教育アプリ neu.Tutor のプロジェクト・マネージメントは Facebook Group を使っているし、最近では Facebook が「名刺フォルダー」の代用だ。
先日も、コピーライターで「テレビは生き残れるか」の著者でもある境治氏のプレゼンを見る機会があり、それがあまりに面白かったのでFacebook でフレンドリクエストを送っておいた。これまで、その場では「名刺交換」はしておきながら、その後の繋がりが簡単に切れてしまった人がたくさんいる。Facebook を使うと、そんな人たちとの「ゆるい繋がり」を維持することが可能になる。
ちなみに、その境氏のブログに「ミュージシャンはもう、神様じゃないのかもしれない」という興味深いエントリーがあるので、ぜひとも読んでいただきたい。音楽だけでなく、ソフトウェアでも同じことが起こっている。
私がパソコン用のCAD、Candyを作った80年代の初めには、開発環境も整っていなかったし、ソフトウェアを書ける人間の数が極端に少なかった。だからこそ、大学生の私が学業の合間に作ったCandyを一本4万円で売ることができたのだ。
しかし、今や、中学生でも iPhone アプリを世界に向けて発表できる時代。Candy よりもはるかに機能の多い neu.Notes や neu.Draw を無料で配布しなければならない理由がここにある。
私も、たまには、上のブログでも紹介されている佐久間正英氏のようにグチをこぼしたくなることもあるが、こんな時代だからこその楽しみも沢山あるわけで、だからこそこれからもソフトウェアを作り続ける「ロックオヤジ」でありたいと思った次第である。
ちなみに、このエントリーを書いていたら突然アンルイスの六本木心中が聞きたくなったので、下に貼付けておく。当時、ロック好きの友達にコンサートに連れて行かれたのだが、それまでアイドル歌手だとばかり思い込んでいた彼女の歌唱力に圧倒されたことを良く覚えている。
Comments