人材募集のお知らせ(UIEvolution 株式会社)
2012.07.03
私はこれまでブログや書物を通じて、エンジニアの人たちに向けて「英語を勉強しろ」「外資系企業で実践力を磨け」などのメッセージを出して来たが、実際に私自身がそんな人たちに向けて門戸を広く開いて来たかと言えば必ずしもそうではない。
しかし、去年あたりから UIEvolution のビジネスも軌道に乗りはじめ、人を雇う余裕もできたので、ここで幅広く人材募集をする(参照)。
職種としては、プログラム・マネージャとソフトウェア・エンジニア、合わせて5名。
ちなみに、UIEvolution におけるプログラム・マネージャとは、プロジェクトの仕様と進行に責任を持ち、与えられたリソースと時間で最大の価値を生み出すのが仕事。サッカーや野球でいえば監督の役割だ。
プログラム・マネージャにとって最も重要なのは、コミュニケーション・スキル。何が大切で何が大切でないかを見極め、それをエンジニアに伝え、それが期待した通りの形で実装されているかどうか、スケジュールに無理がないか、不必要なものに時間を費やしていないか、エンジニアのモチベーションが下がっていないか、などをプロジェクトの期間中モニタリングし、最終製品に責任を持つのがプログラム・マネージャの仕事だ。
しかし、プログラム・マネージャとソフトウェア・エンジニアの関係はあくまで共同開発者だ。プログラム・マネージャが仕様書を書いて、ソフトウェア・エンジニアが実装する、などというやり方は時代遅れだ。プロトタイプの段階からプログラム・マネージャとソフトウェア・エンジニアの両方が、製品のポジショニング、ユーザーにとっての価値を徹底的に議論し、ビジョンを共有してこそ良い物が作れる。
UIEvolution で働く魅力に関しては、ここに書いてあるので読んでいただければ良いと思うが、「やりがい」と「実務経験」の二つに関しては、どの会社にも引けを取らないつもりなので、「自分の実力を発揮したい」「人々のライフスタイルを変えるもの作りに関わりたい」と感じている人にはぜひとも来ていただきたい。
具体的な仕事は、ひと言で言えば「世の中のさまざまなデバイスをネットに繋ぐことによって人々のライフスタイルを大きく変えるおもてなしを提供すること」である。
スマートフォン向けのアプリなら中学生でも作れる。しかし、スマートフォンを通して実現できる「常時接続ライフスタイル」は、そのポテンシャルのごく一部、氷山の一角でしかない。UIEvolution が目指すのは、その先にある、自動車、テレビ、遊園地、飛行機、ホテル、レストラン、小売店などを通したトータルなユーザー体験の提供である。10年後のディズニー・ランドのおもてなし、トヨタ車のおもてなし、がどうあるべきかに設計の段階から関わりたいのであれば、ぜひとも UIEvolution に来ていただきたい。
【追記】「UIEvolution は外資系なのか?」という質問を良く受けるが、本社の場所(米国シアトル)、株主構成(大半の資本は米国)、カルチャーのどの面から見ても外資系と言って良いと思う。日本支社で働く場合には必ずしも英語は必要ではないが、本社とのやりとりはすべて英語なので、英語を避けていると関われるプロジェクトの幅が狭くなる。その結果、結局は英語を使うことになるので、これから英語を勉強したい人、将来は米国で活躍したい人にはとても良い職場だと思う。
UIEvolutionは外資系なのか?という質問には別の意味もあると思われるので補足しておきます。外資系企業の日本支社というと、重要な決定は米国本社で行い、日本支社の仕事は「マニュアルの日本語訳」「日本ユーザからの苦情の本社への転送」といったイメージを持つ人もいるのではないかと思います。
そうした疑問に答えるとすれば、UIEvolutionK.K.は外資系企業の日本支社ではありません。本社との人材、技術面での交流はありますが、プロジェクトの立案、遂行、全てUIEvolution K.K.独自に行います。従って、「外資系」とい言葉に込められたポジティブな面はありますが、ネガティブな面はほとんど無い、と考えていただいていいかと思います。少なくとも当方が在籍した期間はそうでした。上記記事で述べられている仕事の内容については、実際に在籍している方たちのブログなども合わせて参照されると間違いがないと思います。
Posted by: Grgr56 | 2012.07.05 at 15:27