今週の週刊 Life is Beautiful:5月28日号
2013.05.27
今週のメルマガ「週刊 Life is Beautiful」の配信準備が整ったので、内容を簡単に紹介する。
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今週のざっくばらん
Xbox One
Microsoft が三世代目のゲーム端末である Xbox One を発表しました。Xbox 360 が発売されたのが2005年の末だったので、8年ぶりのアップデートとなります。端末そのものから利益を上げるスマートフォンと違い、端末そのものは可能な限り安く販売し、利益はゲームで稼ぐ、というのがゲーム端末ビジネスの特徴です。しかし、今回 Microsoft が...
Google Now
Google の Google Now が iOS でも使えるようになったので、試しています。Google Now はパーソナル・アシスタントという位置づけで、ある意味で Apple の Siri の競合とも言えます。しかし、実際にGoogle の目指しているところは、Siriのような「尋ねれば答えてくれるアシスタント」ではなく、「必要な情報を集めて届けてくれるアシスタント」である点がとても重要です。Google のやることには、時々「不気味さ」を...
私の目に止まった記事
Google で、Google Glass や自動操縦車などの近未来的なテクノロジーの研究開発をしている Google X と呼ばれるグループの紹介です。通常の企業の研究所と違い、莫大な予算で(2012年度の予算は $7 billion、日本円にして約7000億円)社内ベンチャーとして、すぐにはお金にならないだろう近未来商品の実用化を目指した研究開発を...
SoftBank would add 'security director' to Sprint board
ソフトバンクによる Sprint の買収に関しては、米国政府による審査中ですが(米国では、通信会社の外国資本による買収には許可が必要なのです)、ソフトバンク側が安全保障担当の取締役のポストを用意し、その職に就く人に選出の関しては政府に適切な人かどうかの判断を下す権利を与えることにすると提案した、という...
Bezos to Amazon shareholders: It’s not only Day One, ‘the alarm clock hasn’t gone off yet’
先週は、Amazon の株主総会がシアトルで開かれましたが、そこで CEO の Bezos が語った「(Amazon にとっては)まだ一日目ですらない。まだ、目覚ましが鳴ってもいない」というセリフが紹介されている記事です。すでにオンライン書店としては世界最大の会社でありながらも、「まだいくらでも成長の余地はある」という意味で...
Microsoft's Kinect For Xbox One: What It Can Do And Why It's Special
上で紹介したMicrosoft の次世代ゲーム端末 Xbox One に関連する記事ですが、Xbox 360 向けに発売して大成功をおさめた Kinect を、Xbox One ではより進歩させたテクノロジーで全機種に付けることになりましたが、その戦略的な意味を解説しています。Xbox 360 に使われていた Kinect は、PrimeSense という会社からライセンスしたテクノロジーで作られており、Google や Sony などが真似をしようと思えば、簡単に...
エンジニアのための経済学: Appleの節税戦略
少し前のメルマガで、Appleが莫大な現金を持っているにも関わらず(配当と自社株購入のための)社債を発行したのは、海外の子会社にある現金を国内に持込むと税金がかかるため、と説明しました。ワシントンではこういったグローバル企業による節税行動が前々から問題視されていましたが、先週は Apple の Tim Cook CEO が公聴会に呼び出されて、この件について証言させられ、多いに注目を集めました(NBCの記事でビデオを見ることが出来ます)。問題の根底には、国ごとに異なる...
今週のビデオ:Dan Ariely
What makes us feel good about our work?
今回紹介するビデオは、Dan Ariely という行動経済学者による、職場における人々のモチベーション(やる気)をテーマにした TED スピーチで、いろいろと考えさせられました。スピーチの中の「名前は言えないがシアトルにある大きなソフトウェア会社」とは Microsoft のこと...
読者からのご質問・ご意見コーナー
今週はこんな質問をいただきました。
中島さんのメルマガからNode.jsを勉強初めている初心者です。
現時点で私が日常的に使っている言語は、JavaScript と Objective-C で、たまに Python も...
二つ目の質問です。
日本の企業の中ではサントリーや竹中工務店、佐川急便など大企業で著名なところでも非上場の企業が見受けられます。米国の場合、新興企業、例えばFacebookなどでも昨年ナスダックに上場しましたが、企業がある程度成長した時点で上場するのが通例なのでしょうか(上場しな
いならば売却ということになりますか?)。
また、上場していない場合に、従業員にインセンティブとしてストックオプションを渡すことは、将来、上場することを念頭としていると考えてよいでしょうか?
米国でも、非上場のままでいる企業も沢山ありますが、基本的には創業者、もしくは、創業者家族が100%の株式を所有している場合です。持ち株会社は非上場のまま、事業会社だけを上場...
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