日本の放送局が本当に恐れるべきなのはスマートビエラではない
2013.07.31
日経新聞に Google の Chromecast に関して書くことになった。一度は Chromecast を Apple TV と比較する形の記事を書いてみたのだが、単なるありきたりなデバイスの紹介記事になってしまい、何だか面白くない。
その記事を読んでいるうちに、何だかもやもやした「わだかまり」のようなものが頭の中にわき上がって来るので、それに耳を傾けてみると、そこには、例の「新型スマートビエラに拒絶反応を起こしている日本の放送局」の件があった。
放送局にとって本当の敵は、スマートビエラではなく、電波利権にあぐらをかいてきた放送局がYoutubeやニコニコと同じ土俵で戦わなければならない時代の到来を早めるだろう、Chromecast や Apple TV なのだ。にも関わらず、これまで仲良くやってきたパナソニックを「放送画面とネットから取得した情報を同時に表示するのはARIBの規定違反」と叩く日本の放送局の態度は、なんとも時代錯誤で見苦しい。
ということで、最終的には
攻める「ネット配信」に守る「放送」 敵か共存か
というタイトルで Chromecast と 新型スマートビエラを対比する形で起こりつつ放送革命の話に繋げる記事に仕上げてみたので、ぜひとも読んでいただきたい。
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