国民の税金を活用して市長選の応援演説をする石破茂
2014.01.18
「山本太郎氏『カネでふるさとを売れるかよ』石破茂幹事長の名護振興基金500億円案に」という記事に、石破茂幹事長の応援演説の内容が紹介されている。
名護市民のみなさま、ただ今ご紹介を頂きました、自由民主党幹事長の石破茂であります。我々自由民主党は安倍総裁以下、みな同じ思いで全面的に末松文信さんを支援を致しております。
...(中略)...
残念ながらこの名護市の、市民一人あたりの所得は沖縄の中でも低い地位にあります。全体的にも18万円所得が少ない。企業の従業員の数も減っている。人口増加著しい沖縄の中にあって、人口増加も低い数字に留まっている。このやんばる、この名護が発展することによって、間違いなくこの沖縄も発展を遂げるのであり、我々安倍政権として、仲井真知事と協力をして全面的に支援をして参る。国、県、市が協力し、新たに500億円の名護振興基金を作る、その実現をはかります。
ビジョン実現のためには必ずその裏付けとなる財源が必要であります。夢をカタチにするためには、確たる財源がなければ、できない。500億円の新しい名護振興基金を作る。基幹病院を設立する、小中一貫の学校を作る、子育てを充実する、きちんと時間通りに走る、那覇空港に新しい第2滑走路を早急に建設いたします。
...
私には、「自民党が応援する末松文信さんを名護市長に選んでいただければ、国からは500億円の名護復興基金をプレゼントするのでよろしく」と言っているよう聞こえるが、これは選挙違反ではないのだろうか?
国の予算は国民の財産である。それを、地方で行われる選挙の際に、政権を握っている与党が「復興基金」のようなお金をちらつかせることによって「票を買う」権利などないし、そんなことが許されるのであれば、与党が勝つに決まっているし、民主主義は成り立たない。
野党だけでなく、有権者すべてが、この応援演説が意味すること(=国家権力の乱用)を理解した上で、徹底的に非難すべきだ。
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