Tilt Shift 動画の撮れる VideoShader 2.1
iOS8が加速する家電メーカーの新陳代謝

ZEPPELIN という会社の CTO になりました

詳しくは、鳥越さんと私の対談記事を読んで頂くのが一番良いのですが、ZEPPELIN という会社の CTO(Chief Technology Officer) に就任しました。私としては、タイトルは CMS (Chief Mad Scientist)が良いと主張したのですが、「会社として対外的な印象も大切なので」と押し切られてしまいました。人間として少し丸くなって来たのかもしれません^^。

ここ3年ほどは、UIEvolution の取締役をしながら、大半の時間は neu.Pen LLC という従業員二人の小さな会社で iPhone アプリを作って来ましたが、VideoShader のZEPPELINとの共同開発をキッカケに、本腰を入れた大きな事業を立ち上げて人々のライフスタイルを変えたいという思いが強くなって来ました。

具体的には、放送革命を「モバイル・ライフスタイルに会わせた映像配信ビジネス」という観点から急加速しようという試みです。消費者にとっては「モバイル時代の映像エンターテイメントはこうじゃなきゃね」と楽しんでもらえるもの、そして、コンテンツを作る人達からは「こんな映像流通プラットフォームを待っていた」と思ってもらえるもの、を作りたいと考えています。

私のところには、家電メーカーや放送事業者の方々から色々な相談が来ますが、基本的に彼らが抱えているのは「EPG画面のUIを改良したい」「放送とSNSを融合したい」など小手先の悩みであり、私が「そもそもEPGが時代遅れだ」「放送そのものを根本的に変えるべき」という問題の源流に遡った話をしても、「目の前の課題」に心を奪われてしまっている人には馬の耳に念仏なのです。

しかし、既存の放送局や家電メーカーがそこで足踏みをしているということは、ある意味、そこに新たな事業を立ち上げる大チャンスとも言えるという思いが強くなり、事業を立ち上げることにしたのです。

それだけの大きな仕事をするには仲間が何よりも必要なので、UX に関しての第一人者を複数抱えた ZEPPELIN と全面的に組むことにしたのです。具体的には、まずは私が CTO として ZEPPELIN に加わり、そこからスピンアウトのような形で新しい事業を立ち上げる、というプロセスになります。

すでにプロトタイプも動き始め、これからコンテンツ集めに取りかかるところです。夏前にはインフルエンサーを集めて実験放送を開始し、秋には正式ローンチというステップを考えています(ちなみに、このプロジェクトの開発日誌は、メルマガに連載中です)。

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