欲しい!背面電子ペーパー付きノートパソコン

Dream_notepad 外出の際に、行き先までの地図、電車の乗り継ぎ情報、その日の予定表などをチョコっとプリント・アウトしてから出かけることは良くある(そして、時間が無い時に限って、紙切れだったりしてイライラさせられた経験は、多くの人が持っている)。

 その手の情報をノートパソコンにデータとして格納しておくことも、ページを開いて簡単に見れるようにしておくことも可能だが、移動中にパソコンをいちいち開いたり、立ち上げたりするのはあまりにも不便だ。そもそも、スケジュールとか住所録はパソコンで管理しているし、地図とか乗り換え情報もインターネットから入手するにも関わらず、相変わらず『紙』というメディアに頼らなければならない点がどうも納得できないと感じているのは私だけではないはずだ。そんなビジネス・マンの必須アイテムになりそうなのが、この「背面電子ペーパー付きパソコン」だ。

 仕組みはいたって簡単で、eink 社製の電子ペーパーがノートパソコンの背面に貼り付けてあるだけだ。特別なソフトウェアを使う必要はなく、紙にプリントするときと同じように、ブラウザーやワープロなどの任意のソフトから、『背面電子ペーパー』と名づけられた仮想プリンターにプリントするだけで良い。

 電子ペーパーのすばらしいところは、紙に匹敵するコントラストの高さと、無電源での画像保持能力。そのため、明るいところでも読みやすいし、パソコンの電源を立ち上げる必要もない。

【パソコン・メーカーの方へのお願い】
 添付の写真を見て、「Dell に先を越された!」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、安心してください。Photoshop で作った合成写真です(「写真はイメージ」というやつです)。ぜひともこんなノートブックを作っていただきたいと思う意味を込めて、この「でっちあげ記事」を書いてみました。いかがでしょうか?今からなら一番のりも可能です。特殊なアプリケーションは作る必要は全くありません。システムから送られてきたイメージを白黒(もしくはグレースケール)で電子ペーパーに、プリンター・ドライバーのみを作るだけで十分です。専用の電子ブックなんかよりずっと実用的だと思います。

 ところで、「雨の日はライトセーバー」、「生返事防止ツール」などの新商品のアイデア記事の評判が高いので、独立したカテゴリーとして、「こんな商品が欲しい!」シリーズとしてまとめることにした。ここで書くアイデアに関しては、クリエイティブ・コモンズの発想で公表しているので、どんどん商品化に役にたてていただきたい。


雨の日はライトセーバー

Starwars_unb 先日、雨上がりの日にレストランで食事をしながら外を見ていると、蛍光色に輝く傘を持って歩く人の姿が見えた。遠くから見るとまるでスターウォーズのライトセーバーだ。

 そう思った瞬間に、新しい商品企画が頭の中に出来上がっていた。傘の柄の部分を光るように改造し、「ライトセーバー傘」としてスターウォーズ・ファンに売るのだ。

 まずは商品のイメージをPhotoshopを使って合成しようと、グーグルで素材にできそうな傘の写真を探す。すると、なんともう似たような商品があるではないか。株式会社「三鈴」という町工場が、「かさホタル」(楽天リンク)という名で、既に実用新案登録までして商品化してしまっているのである。一歩遅かった!(ちなみに、コメントで指摘された人気商品の レイン・セーバーとは別商品らしい)。

 ただし、スター・ウォーズのブランドで「ライトセーバー傘」として売っているわけではないので、先にライセンスの話をルーカスとまとめてしまえば、下請け生産はしてもらえるだろう。全世界で売れば、結構大きなビジネスになるはずだ。

 ちなみに、広告を出す時のキャッチフレーズは、「雨の日はライトセーバー」が良いだろう。写真は、長靴を履いたダース・ベーダーとルーク・スカイウォーカーが雨の日に色違いの「ライトセーバー傘」を持って、ニューヨークの町を歩いているものを使うのだ。

 もし、このブログを読んで、本気でこの企画を元にビジネスを立ち上げようと思う人がいるなら大歓迎なので、どんどん進めて欲しい。アイデア料は請求しないので、仮生産に入ったところで何本かサンプルとして送ってくれればそれで十分だ。

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「なま返事」防止ツール

Hihoney 私と同じように、家にいるときも四六時中ノートブックを持って歩いて、仕事やらブログやらをしている、「いつでもインターネット族」(英語なら"always connected peaple")はますます増えているはずだ。そんな私たちの一番の敵は、「なま返事」だ。

 脳が器用なタイプではないので、パソコンをいじっているとどうしても脳の95%ぐらいがそっちに行ってしまい、残りの5%ぐらいでテレビを見たりコーヒーを飲んだりしている。その状態になったときの5%の部分の脳は、ある意味で私の「分身」(もしくは「身がわり」)と化して、残りの95%(=真の私)をできるだけ煩わせることなく、「リアルの世界」とのやり取りをしてくれる。

 相手がテレビやコーヒーだったら、例え失敗したとしても、見ているドラマの筋が分からなくなったり、コーヒーをこぼしてしまう、など被害はたかがしれている。しかし、相手が人間だと、色々と問題が生じる。

 一番の問題は、「なま返事」だ。私の分身は、完全な言語処理能力も持ち合わせていないくせに、相手の言葉のニュアンスだけから勝手に判断して、「うん」とか、「そう」とかの適当な相槌をうってしまうのだ。ほとんどの会話はそれでも成り立ってしまうのだが、たまに大事な情報が含まれた時にも、それを的確に認識する能力はなく、同じ調子で返事をしてしまうのだ。いっそのこと一切返事をしないでおいてくれれば良いのだが、そうも行かないらしい。

 その結果、「あの時はちゃんと伝えたはずだ」だとか、「行くって約束したでしょう」などの誤解が生じてしまうので、困ってしまう。「あれは、僕の分身が返事をしただけだよ」と言っても通じない。相手から見れば、あくまで返事をしたのは私の顔と声をした「私」であり、そこにいたのは私の分身でしかなく、私の「実体」はインターネットのどこかを渡り歩いていたとは想像もしようがないのである。

 そんな私が欲しいとずっと以前から思っているツールが、「なま返事防止ツール」である。仕組みはいたって簡単で、常駐型のソフトでパソコンのまわりでされる会話を音声認識でテキストに変換して、パソコンの画面の右隅に履歴順に表示してくれるだけでよいのだ。これがあれば、私の分身がまわりの人とどんな会話をしているかをモニターできるし、必要になればクリックして会話を遡って私の分身が余計な返事をしてしまっていないかチェックしたりもできる。

 すでに商品名もユーザーインターフェイスも考えてある。米国での商品名は「Hi, Honey」(honey は、アメリカ人が恋人や配偶者を愛を込めて呼ぶときに使う言葉である)、日本での商品名は「愛妻28号」(昔「愛妻号」という洗濯機があったが、そのもじり)。サクッと作って、キチッとマーケティングすれば結構売れると思うのだがどうだろうか?

 音声認識も完璧である必要もないので、作るのはそんなに難しくないはずだ。認識率90%ぐらいで十分だし、同音異義語の処理だってきちんとする必要はない。要は、「え、今何て言ったの?」と聞きなおす必要を無くしてくれば十分なのだ。

 残念ながら、今の仕事と離れすぎているので、私が実際に手を動かして作るわけにはいかない。そこで、このブログで商品企画を公開し、商品化してくれる人・会社を募集することにした。「アイデア料」を請求したりはしないので、ぜひ作って欲しい。本気で作ってくれるなら、ボランティアで商品企画のコンサルティングもしたっていいぐらいだ。