悩んだあげく自分で修理をすることに決めたタイル。Home Depotで事情を説明すると、「そんなの簡単だよ」と丁寧に説明してくれる。そこで必要な道具を買い込み(約50ドル=約6000円)、さっそく家に帰って説明通りに実行する。
手順は以下の通りだ。
・特殊な道具を使い、タイルの間の目地(grout)を削り取る。
・ノミとハンマーでタイルを割り、削り取る
・さらにその下にある接着剤を削り取る
・新たな接着剤を塗る
・新しいタイルを張る
・目地を特殊な道具を使って埋める
・目地に防水加工をする
そこでまずは問題のタイルの回りの目地を丁寧に削り取り、タイルを割って削る作業に取り掛かる。タイルがとても硬いので、ハンマーでガンガンたたいても時間がかかる。そうやってもう少しで問題のタイルがすべて削り取れそうになったときに、隣のタイルにもヒビが入っていることに気がつく。
「あ、こっちのタイルにもヒビが」と私。
「ひょっとして、振動でわれちゃったんじゃ。」と心配そうな妻。
「きっとこっちにももともとヒビが入っていたんだよ。こっちのタイルも一緒に一緒に取り替えよう」と楽観的な私。
「大丈夫かなァ」と心配そうな妻。
二つ目のタイルをノミとハンマーで削り取っているとき、今度ははっきりと「パリッ」と音がして、そのまた隣のタイルにヒビが入る。
「あ、まただ」と手を止める私。
「もうやめた方がいいよ」とストップをかける妻。
ということで、結局は業者を呼ばなければならなくなってしまった我が家。落ち込む私に、「こうなったら風呂桶ごと取り替えちゃおうか」と全然なぐさめにならない言葉をかける妻。