時々悪さをする自動車のオートパイロット機能
2006.05.12
「オートパイロット」というものをご存知だろうか。ジャンボジェットなどの旅客機に備わった、行き先と高度を指定すればパイロットに代わって自動操縦してくれる機能である。実は私の車にもこの機能が備わっているのだが、時々悪さをするので困っている。
オートパイロットとは言え、100%自動操縦なわけではない。私の眼と体と、脳みその10%ぐらいを使うので、居眠りをしてしまうわけには行かないのだ。あと、オートパイロットの目的地として設定できるのは「会社」と「家」だけ、という制限付である。
機能は限定されているが、通勤の途中で脳の90%を使って考え事をすることが出来るだけでもとても重宝している。
ただ、一つ困るのは、時々勝手にスイッチが入ってしまうこと。週末に妻と買い物に出かけようとしているにもかかわらず思わず会社に向かってしまったり、などの事件は日常茶飯事である。
今日も、オートパイロットのせいで美容師との約束に15分ぐらい遅れてしまった。彼女の美容室がちょうど会社と家の中間にあるものだから、会社を出発した私を家に帰るものと勘違いして、オートパイロットのスイッチが入ってしまい、気がついた時には家に着いていたのだ。
遅れた言い訳に、「すいません、オートパイロットのスイッチが勝手に入ってしまって」と説明したのだが、どうも理解してもらえない。一生懸命に説明をしたのだが、「それって、考え事をしながら運転していて、ついうっかり家にまっすぐ帰っちゃったってことですよね」と軽くあしらわれてしまった私である。
こんな悩みを抱えるのは私だけなのだろうか?他の人の車にはオートパイロットの機能は付いていないのだろうか?