PhotoShare向けAddOnソフト募集
2008.10.14
先週の金曜日(日本時間の土曜日)に販売を開始したSmallCanvas、PhotoShareユーザーの多くの方々にご購入いただき(そして実際に使っていただき)、大変感謝している。
無料で提供しているPhotoShareに対する「ご祝儀」の意味も多々あるとは思うが、わずか三日でアクティブ・ユーザー(ユーザー数は未公表)の15%以上の方々にご購入いただけたのは予想を上回る成果。
まだまだ母体となるユーザー数が小さいので黒字化にはほど遠いが、「無料で提供しているPhotoShareをソシアル・ネットワークの母体として活用するAddソフトをコミュニティーに向けて販売する」というビジネスモデルの確立に向けた第一歩としては悪くないすべりだしだと思う。
後はユーザーからのフィードバックを(PhotoShareを通して直に)受けながら改良を重ねて、20%、25%、と普及率を高めて行く努力をしつつ、同時にPhotoShareコミュニティそのものを大きく育てて行く、という、とてもシンプルなビジネスモデルだ。
ちなみに、SmallCanvasをPhotoShareのAddOnアプリケーションとして販売することを決めた段階で、PhotoShareそのものに、SmallCanvasなどのAddOnソフトの広告を表示する仕組みを入れておいた。左の図(各画像の詳細ページ)の、"Powered by (Small Canvas)"という部分がそうだ。
仕組みはいたって簡単。SmallCanvasからPhotoShareサーバーに画像をアップロードする際に、商品のIDを一緒にサーバーに渡しておき、PhotoShare側でそれを表示する時にそれをAppStoreの販売ページへのリンクへと変換して表示するだけの話だ。
当然だが、AddOnソフトはSmallCanvas一つで終えるつもりななく、これからさまざまな形の「ユーザーが何らかの創作活動をして作った画像をPhotoShareにアップロードして、そこから生まれるコミュニケーションで楽しむ」というアプリケーションを、社内外の力を作って開発・発売して行きたいと考えている。
SmallCanvas以外にも、すでにいくつかのプロジェクトは進んでいるのだが、どんなアプリでも開発には1〜2ヶ月はかかると思うので、今のうちにネタを仕込んでいただこう、という願いも込めてパートナー募集要項を書いておく。
【PhotoShareパートナー・プログラム概要】
- 対象:個人または法人
- ビジネスモデル:アプリの売り上げからのロイヤリティ(後々はアフィリエイトも考慮)
- ターゲットデバイス:iPhoneもしくはiPod touch
- アプリの種類:ユーザーが何かを作ったり達成した後に、その作品もしくはスクリーンショットをPhotoShareに投稿して他のユーザーと共有して楽しめるものならなんでも。例:画像処理、写真加工、画像生成、アート系、育成ゲーム、ハイスコアを争うゲームやパズル、CGM型ゲーム、収集ゲームなど(ただし、画像処理・画像加工系に関してはSmallCanvasも含めてすでに社内でいくつかプロジェクトが進んでいるので、よほどユニークなものでないと難しい)。
- 応募方法:アプリの実機でのベータテストが可能になった段階でphotoshare(アット)bigcanvasinc.comにメールで連絡。新規アプリである必要はなく、すでにApp Storeで販売しているもの、開発中のものもOK。
- PhotoShareへの画像のアップロード方法:APIをライブラリで提供(UIImageオブジェクトをUploaderオブジェクトに渡すというもの)
- 選考基準:「PhotoShareのコミュニティがそれによってもっと楽しくなるか」「有料で販売する価値があるか」「ちゃんと安定して動くか」「メモリーリークは検出されないか」などなど。
- 応募期間:いつでも