幻の夕焼けバナー
2005.08.23
そろそろこのブログのデザインにも飽きてきたので、「タイトルの部分に格好の良い写真でも入れよう!」と奮起したのが先週末のことである。持っている写真の中から出来の良いものを候補として幾つか選び、その中でタイトルに使えそうなもを覚えたての Photoshop で加工して作ったのが上のバナーである(クリックすると大きくなる)。
Photoshop 初心者の私としてはなかなかの出来だ、と自分でも満足していたのだが、いざこのブログにはめ込んでみると、他の部分の色と全然マッチしないのだ。そこでそっちを変更し始めたのだが、なかなかうまく行かない。イメージとしては、夕焼けを基調に、人生の楽しさを訴えるような色合いに仕上げたかったのだが、どうやっても「サイケデリックなアフリカン」になってしまう。写真を引き立てる色を選ぶという作業は、以外と難しいようだ。ウェブデザイナーという職業が存在する意義を身を持って再認識したしだいである。
結局、このバナーは没にすることにしたのだが、せっかく作ったものを誰にも見せないのは悔しいので、ここで公開することにした。ひょっとしたら、このブログを見ているデザイナーの人たちから良い案が寄せられる、という可能性もゼロではない。
ちなみに、素材の写真は数年前にアフリカに家族で旅行した時にとった夕焼け。アフリカの夕焼けは本当に美しかった。初めての一眼レフを手に、にわかカメラマンとなって、撮影しまくった写真の一つである。
このアフリカ旅行は、マイクロソフトに長く勤めていたご褒美にもらったサバティカルという特殊な有給休暇(8週間)を利用して行ったのだが、一つだけ大失敗をしてしまった。偶然にも Internet Explorer 3.0 のリリースの時期とピッタリと重なってしまったのだ。用心のために4ヶ月ほど余裕を持って計画を立てていたのだが、リリース時期がきっちり4ヶ月ずれたのだ。前々から準備していたこともあったし、子供達の夏休みは外せなかったので、「ごめん!」とエンジニア仲間に頭を下げて出かけてしまったのである。
アフリカ旅行から戻って見ると、きちんとリリースされてたのは良いが、タイトルバックにイタズラをされてしまった。私の名前が開発者リストから外されており、タイトルバックの最後に、「リリースの大切な時にサボった Satoshi」と紹介されてしまったのだ。この強烈なジョークのおかげで、チームのメンバーの誰もが私のことを笑いものにするものだから、気まずさもなく復帰できて逆に助かったのを覚えている。
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